ジャンプ先: 概要. 戻り値. 関連. フラグ. MEL 例.

概要

deltaMush [-after] [-afterReference] [-before] [-components] [-deformerTools] [-dumpInfo] [-envelope float] [-exclusive string] [-fixedSetupData string] [-frontOfChain] [-geometry string] [-geometryIndices] [-ignoreSelected] [-includeHiddenSelections] [-inwardConstraint float] [-name string] [-outwardConstraint float] [-parallel] [-pinBorderVertices boolean] [-prune] [-remove] [-selectedComponents] [-smoothingIterations uint] [-smoothingStep float] [-split] [-useComponentTags] selectionList

deltaMush は、取り消し可能、照会可能、および編集可能です。

このコマンドを使用して、deltaMush ノードを作成、編集、照会します。

戻り値

stringデルタ mush デフォーマ ノードの名前

照会モードでは、戻り値のタイプは照会されたフラグに基づきます。

関連

cluster, deformer, deltaMush, lattice, percent, sculpt, wire, wrinkle

フラグ

after, afterReference, before, components, deformerTools, dumpInfo, envelope, exclusive, fixedSetupData, frontOfChain, geometry, geometryIndices, ignoreSelected, includeHiddenSelections, inwardConstraint, name, outwardConstraint, parallel, pinBorderVertices, prune, remove, selectedComponents, smoothingIterations, smoothingStep, split, useComponentTags
ロング ネーム(ショート ネーム) 引数タイプ プロパティ
-after(-af) createedit
既存のチェーンに対する挿入やアペンドの既定動作が目的どおりでない場合、新しいジオメトリ シェイプを作成する必要があっても、このフラグを使用して、コマンドによってチェーンの選択したノードの後にデフォーマ ノードを強制的に配置させることができます。作成モード(デフォーマにジオメトリが追加されていない場合は編集モード)で動作します。
-afterReference(-ar) createedit
-afterReference フラグを使用して、-before と -after のどちらかが自動的に選択されるハイブリッド法でデフォーマの順序を指定します。変形されているジオメトリが参照される場合、新しいデフォーマを追加するときには -after モード が使用され、そうでないときには -before モードが使用されます。-afterReference を使ってデフォーマ チェーンを構築する場合の真の効果は、デフォーマ チェーンの内部シェイプ ノードがリファレンス ファイルの境界でしか表示されないため、デフォーマ ネットワークの負担が軽くなり、リファレンスの入れ替えをより柔軟にできる場合があることです。
-before(-bf) createedit
既存のチェーンに対する挿入やアペンドの既定動作が目的どおりでない場合、新しいジオメトリ シェイプを作成する必要があっても、このフラグを使用して、コマンドによってチェーンの選択したノードの前にデフォーマ ノードを強制的に配置させることができます。作成モード(デフォーマにジオメトリが追加されていない場合は編集モード)で動作します。
-components(-cmp) query
デフォーマで使用されているコンポーネントを返します。
-deformerTools(-dt) query
デフォーマ ツール オブジェクト(存在する場合)の名前を string string ... として返します。
-dumpInfo(-dui) query
このフラグは Python と共に使用することが想定されています。デフォーマに関連する情報を含む Python ディクショナリを返します。Mel と共に使用した場合は、multiIndex、affectCount、fullCount を示すデフォーマの multiIndex ごとにトリプルを含む単一のリストを返します。
-envelope(-en) float createqueryedit
デルタ mush ノードのエンベロープ。エンベロープにより、デフォメーションのパーセントが決まります。値は[0, 1]の範囲にクランプされます。既定値は 1 です。
-exclusive(-ex) string createquery
デフォメーション セットを変形パーティションに置きます。
-fixedSetupData(-fsd) string query
このフラグは Python と共に使用することが想定されています。デフォーマに関連する情報を含む Python ディクショナリを返します。

照会モードでは、このフラグに値が必要になります。
-frontOfChain(-foc) createedit
このコマンドを使用して、新しいデフォーマ ノードが、シェイプのヒストリで既存のデフォーマとスキン ノードの前(上流、ただし既存の微調整ノードの前ではありません)に配置されるように指定します。デフォーマへの入力は、表示される下流のシェイプではなく上流のシェイプです。したがって、このフラグの動作は、新しいデフォーマが追加されたときに下流のデフォーマがリセット位置（hasNoEffect）にある場合に、最も直感的になります。作成モード(デフォーマにジオメトリが追加されていない場合は編集モード)で動作します。
-geometry(-g) string queryeditmultiuse
-rm フラグも指定していない限り、指定したオブジェクトは、このデフォーマ オブジェクトによって変形されるオブジェクトのリストに追加されます。照会すると string string string ...を返します。
-geometryIndices(-gi) query
照会モードで -geometry フラグを補完します。各ジオメトリのマルチ インデックスを返します。
-ignoreSelected(-is) create
現在のセレクション リスト上のオブジェクトを変形しないようにコマンドに指示します。
-includeHiddenSelections(-ihs) create
セレクション リスト内の任意の表示および非表示オブジェクトにデフォーマを適用します。既定は false です。
-inwardConstraint(-iwc) float createqueryedit
入力変形シェイプから内側に入らないように頂点の移動を制限して輪郭を維持します。値は[0,1]の範囲です。既定は 0.0 です。
-name(-n) string create
作成されるノードの名前を指定するために使用されます。
-outwardConstraint(-owc) float createqueryedit
入力変形シェイプから外側に出ないように頂点の移動を制限して輪郭を維持します。値は[0,1]の範囲です。既定は 0.0 です。
-parallel(-par) createedit
オブジェクトのヒストリの既存のデフォーマに平行するチェーンの新規デフォーマを挿入します。blendShape を挿入して、平行の結果とブレンドします。作成モード(デフォーマにジオメトリが追加されていない場合は編集モード)で動作します。
-pinBorderVertices(-pbv) boolean createqueryedit
有効にすると、メッシュの境界線上の頂点がスムージング中に現在の位置に固定されます。既定は true です。
-prune(-pr) edit
現在の設定のデフォーマによって変形されないポイントをデフォーマ セットから除去します。
-remove(-rm) editmultiuse
-g フラグの後ろにリストされているオブジェクトをこのデフォーマから除去するように指定します。
-selectedComponents(-cms) query
現在選択されているデフォーマで使用されているコンポーネントを返します。これは、現在の選択項目とデフォーマの影響を受けるコンポーネントを交差させます。
-smoothingIterations(-si) uint createqueryedit
デルタ mush ノードによって実行されるスムージングの反復回数。既定値は 10 です。
-smoothingStep(-ss) float createqueryedit
スムージングの反復ステップごとに使用されるステップ量です。値は[0, 1]の範囲にクランプされます。値を大きくすると不安定になる場合がありますが、値を小さくした場合と比較して収束が速くなります。既定は 0.5 です。
-split(-sp) createedit
デフォーマを既存のチェーンに挿入/アペンドする代わりに、ディペンデンシー グラフで新しいチェーンを分岐させます。作成モード(デフォーマにジオメトリが追加されていない場合は編集モード)で動作します。
-useComponentTags(-uct) create
このフラグを指定すると、componentTags を使用した設定が作成されます。つまり、groupId、groupParts、tweak、または objectSet ノードは作成されず、新しいデフォーマに接続されません。
フラグはコマンドの作成モードで表示できます フラグはコマンドの編集モードで表示できます
フラグはコマンドの照会モードで表示できます コマンド内でフラグを複数回使用できます。

MEL 例

// Create a poly sphere
polySphere ;

// Attach a deltaMush deformer to the sphere performing
// 20 smoothing iterations with a step of 0.8
deltaMush -smoothingIterations 20 -smoothingStep 0.8 ;