スキャンおよび写真測量ファイルとプロジェクトの概要

点群には通常、複数のスキャン ファイルやイメージ ファイルからの情報が含まれます。読み込まれたファイルのインデックスが作成された(写真プロジェクトの場合は書き出された)後、個々のファイルではなく、点群の集合処理を行います。たとえば、点群のコンテンツを整理およびフィルタするために使用されるスキャン領域は、多くの場合、元のスキャンファイルの境界全体に広がります。

点群プロジェクト ファイル(RCP)は、点群レーザー スキャン ファイルを参照する比較的小さなファイルですが、これらのファイルは含まれません。スキャンプ ロジェクトでプロジェクト ファイルを使用するには、RCS ファイルが使用可能である必要があります。

また、プロジェクト内のスキャン ファイルを単一の RCP/RCS、E57、PTS、または PCG ファイルとして書き出すこともできます。このプロセスでは、プロジェクト内のすべての情報がパッケージ化されるため、これらのファイルは非常に大きくなる可能性があります。

ファイルの種類 説明 用途 作成
RCP/RCS インデックス化された点群を指し示し、定義したスキャン領域や、データの解析に使用したその他の設定などの情報を含むプロジェクト ファイル。 点群へのアクセス ポイントとして機能する新しいプロジェクトを作成する。個々のインデックス付きファイルを含むファイル フォルダにもアクセスできる必要があります。 インポートされたファイルのグループを保存する。
E57, PTS, PCG プロジェクト内のファイルの情報を結合する単一のスキャン ファイル。 RCS または RCP 形式を読み込めない製品と共有できるパッケージファイルを開く。 読み込まれたファイルのグループを書き出す。
OBJ すべての 3D ジオメトリ データを簡単に示す単純で一般的な形式。 3D アプリケーション、印刷、一般的なモデリングプログラムなど、幅広い用途で使用可能。 JPEG のグループをアップロードし、クラウド データ サービスにステッチして書き出す。
RCM メッシュ ファイル Autodesk ReMake™ に読み込む。 JPEG のグループをアップロードし、クラウド データ サービスにステッチして書き出す。
FBX 広く使用されている汎用交換機能を備えた 3D モデルファイル。 主に他の Autodesk アプリケーション(Maya ®)に読み込む。 JPEG のグループをアップロードし、クラウド データ サービスにステッチして書き出す。
RCS エクスポートされた点群を指し示し、定義したターゲット領域や、データの解析および定義に使用したその他の設定などの情報を含むプロジェクト ファイル。 点群へのアクセス ポイントとして機能する新しい写真プロジェクトを作成する。個々のインポートしたファイルを含むファイル フォルダにもアクセスできる必要があります。 JPEG のグループをアップロードし、クラウド データ サービスにステッチして書き出す。
直交 一般的に .tif (GeoTIFF)ファイル。これらのファイルには最小限の地理参照情報が埋め込まれています。 主に Autodesk InfraWorks™ にインポートし、解釈する。 JPEG のグループをアップロードし、クラウド データ サービスにステッチして書き出す。

サポートされるファイル形式」も参照してください。

レーザー スキャンまたは写真測量ファイルの読み込みの最終的な結果は、自動、手動、またはその両方の組み合わせによって、制限のないマッピング、テクスチャリング、およびジオメトリの精度でプロジェクトに自動的に登録する(ステッチ)機能です。パノラマや実世界のコンテキストで使用できます(RealView は構造化データを含むスキャン プロジェクトでも使用可能)。スキャン プロジェクトと写真プロジェクトは、共通に定義された測量点を使用して、書き出された点群(RCS ファイルなど)として結合することもできます。