AutoLISP の式は、整形して読みやすくすることができます。
アクティブなエディタ ウィンドウ内の選択したまたはすべての AutoLISP の式を自動的に整形することができます。VS Code の[Format Selection]ツールと[Format Document]ツールを使用すると、コメントが以降の文と位置合わせされ、異なる行にまたがる右括弧と左括弧のペアが同じ列に位置合わせされるので、容易に括弧の抜けを識別することができます。
次に、整形する前と後のカスタム関数の例を示します。
(defun CDate ( / ms) ; Check to see which AutoCAD release is being used (if (<= (atof (getvar "ACADVER")) 22.0) (rtos (getvar "CDATE") 2 8) (progn ; Get the current milliseconds and append it to the CDATE value (setq ms (itoa (getvar "MILLISECS"))) (strcat (rtos (getvar "CDATE") 2 6)(substr ms (- (strlen ms) 2))) ) ) )
(defun CDate ( / ms) ; Check to see which AutoCAD release is being used (if (<= (atof (getvar "ACADVER")) 22.0) (rtos (getvar "CDATE") 2 8) (progn ; Get the current milliseconds and append it to the CDATE value (setq ms (itoa (getvar "MILLISECS"))) (strcat (rtos (getvar "CDATE") 2 6)(substr ms (- (strlen ms) 2))) ) ) )
開いている LSP ファイルの AutoLISP コード ステートメントを VS Code が整形する方法は、AutoCAD AutoLISP Extension によって定義されます。整形規則の多くは変更できませんが、好みに応じて変更できる規則がいくつかあります。次の整形設定は、Extension の一部として変更することができます。
右括弧のスタイルをコントロールします。右括弧は、関数と同じ行に配置されるか、関数の左括弧に位置合わせされます。
長いリストの整形スタイルをコントロールします。関数の各パラメータ、または複数のパラメータは、別々の行に配置されます。
各行に表示する推奨最大文字数。値は 60 以上でなければなりません。
関数の引数の幅狭整形スタイルで使用するインデント値。値は 1 ~ 6 の範囲でなければなりません。
AutoCAD AutoLISP Extension の整形設定にアクセスする方法については、「現在のエディタ ウィンドウ内の AutoLISP 式を整形するには」を参照してください。