Alias CATIA V4 DirectConnect は、Alias と CATIA V4 の間で CATIA V4/Alias 中間フォーマット CAI を使用して 3D モデル データを交換できるようにするスタンドアローン ユーティリティです。
何か問題が発生した場合は、次のリストをクイック リファレンス ガイドとして使用してください。このセクションで説明したモデリングについてまとめたものです。
(CATIA の許容値は大規模のオブジェクトと標準規模のオブジェクトに設定されます。)
Alias と CATIA の間でジオメトリを転送する前に、転送の目的を考えて適切なワークフローを計画する必要があります。一般的なワークフローには、次の 2 つがあります。
この 2 つの例には、多数のバリエーションがあります。どのような転送シナリオを使用する場合でも、慎重に転送プロセスを設計し、適切なデータが書き出されて使用できるようにしておく必要があります。
Alias と CATIA をともに使用する場合の一般的なワークフローとして、CATIA .model ファイルの既存の Alias ジオメトリを更新した Alias ジオメトリと置き換えることが挙げられます。このワークフローでは、Alias で作業を続け、CATIA にすでに送信したモデルを修正できます。
変更作業を完了してから CATIA データベースをその内容に更新する場合は、修正したサーフェスを CATIA に送信します。新しい Alias ジオメトリを読み込んでから、Limit2 > Skin > Create/Modify ツールを使用して、対象となるフェースを含むスキンを再定義してください。
フェースやサーフェスを Alias で変更してからその変更内容を CATIA モデルに組み込むと、そのメンバーのスキンを再定義するだけで済みます。つまり、オリジナルのフェースを除外し、新しく Alias で修正したフェースを組み込むということです。このように操作すれば、Alias ジオメトリを使用して、開発サイクルのどの時点でも CATIA モデルを修正できます。
Curve Fit Distance は、トリム境界を再作成する(概算する)場合の許容誤差です。CATIA の既定の位置許容誤差(positional tolerance)は 0.1mm であるため、Alias の Curve Fit Distance は 0.01mm に設定してください。
通常はこの Curve Fit Distance 設定で問題ありません。CATIA で問題なく使用できる Alias ジオメトリが作成されない場合は、Curve Fit Distance の値を変更してください。最低 0.005 mm まで設定できます。この設定により、ジオメトリを CATIA に読み込んでから実行する、スキン作成などの転送後プロセスが強化されます。
Alias でAlias の許容誤差を 0.001 mm 未満の値に設定しないでください。0.001mm 未満に設定すると、処理時間が長くなります。
モデルの作成や確認、または変換のデバッグを行っている場合は、数多くの Alias ツールを使用し、作成したジオメトリの精度をチェックできます。最も便利なツールは、Locators > Deviation Min/max 計測 ツールです。このツールを使用すれば、2 つのサーフェス境界の最大距離をチェックできます。