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1 つまたは 2 つのパス カーブ(レイル)に沿って、1 つまたは複数のプロファイル カーブをスイープしてサーフェスを作成します。

Rail Surface ツールは、1 つまたは 2 つの「レイル」カーブを使用することからその名前が付けられました。生成カーブは、列車が線路上を走っていくように、スイープ全体を通してレイルと同じポイントで接触しています。

Rail Surface ツールは多少 Extrude ツールに似ていますが、さらに多くのオプションがあってよりパワフルなツールです。

Rail Surface アイコンの表示は、Rail Surface Options ウィンドウにある Generation CurvesRail Curves の設定によって異なります。

アイコン
Generation Curves 1 1 2/2+ 2 2+
Rail Curves 1 2 1 2 2

操作方法

Rail surface ツールをセットアップする

レイル カーブ(Rail)に沿って生成カーブをスイープする

螺旋状チューブまたはその他の螺旋シェイプを作成する

Monorail and Birail Control オプション

Generation Curves

1 — レイル カーブに沿って、生成カーブを 1 つスイープします。

2 — レイル カーブに沿って、スタート生成カーブとエンド生成カーブの間をブレンドします。Gen. Blend Valueスライダを使用してブレンドの中間点を調整します。

2+ — レイル カーブに沿った一連の生成カーブの間をブレンドします。

Rail Curves

生成カーブに沿ってスイープするパスの数は 1 または 2 で、既定の設定は 2 です。

Alias 9.5 では、Rail Curves を 1 に設定することは、オリジナルの Alias ツールの使用と似ています。Rail Curves を 2 に設定することは、オリジナルの Birail ツールを使用することと同じです。

Continuity テーブル

Continuity テーブルはレイル操作に関係する各バウンダリ カーブの連続性およびリビルド情報を 1 行で表示します。

  • それぞれのカーブの右横にあるポップアップ メニューを使用してそのカーブの連続性のレベルを設定します。
  • テーブルの上にある Continuity ポップアップ メニューを使用して、すべてのカーブに必要な連続性を一度に設定します。
  • 各行の終わりにあるチェックボックスをクリックして、カーブのリビルドをして、データの縮小とパラメータ配置の改善を行います。
  • Rebld ポップアップ メニューを使用して、すべてのカーブをリビルドするかしないかを一度に設定します。

    たとえば、サーフェスを作成する前に、最初のレイル カーブ、2 番目のレイル カーブ、最初の生成カーブ、最後の生成カーブをリビルドします (内部生成カーブをリビルドするには、下記の Rebuild Interior Gen. Curves オプションを使用します)。

    これによってパラメータ配置が改善され、カーブが複雑なときに新しく作成するサーフェスを単純化します。

    カーブをリビルドするとマルチノットが削除され、レイル カーブにある CV すべてのウェイトが 1 にリセットされます。これはマルチノット、または CV ウェイトを持つレイル カーブでは必要です。

Continuity

G0 Position — 位置の連続性だけを維持します。これが既定です。

G1 Tangent — このエッジを共有するサーフェスとの接線性を維持します。

G2 Curvature — このエッジを共有するサーフェスとの曲率の連続性を維持します。

Implied Tangent — このエッジを共有する仮想的なサーフェスに対して接線性を維持します。仮想的なサーフェスは、新しいサーフェスをミラーコピーして作成するサーフェスです。

Implied Curvature — このエッジを共有する仮想的なサーフェスに対して曲率接線性を維持します。仮想的なサーフェスは、新しいサーフェスをミラーコピーして作成するサーフェスです。

Implied TangentImplied Curvature はパワフルなツールです。これにより、対称のサーフェス(自動車のボディなど)の半分をモデリングして継ぎ目の連続性を維持できます。片側のサーフェスを複製してもう片側を作成するとき、継ぎ目はすでに連続しています。

注:

これがシンメトリ プレーンで機能するには、カーブの両端がシンメトリ プレーンを横切って接線連続性または曲率連続性を持つこと(つまり、接線性では接線がシンメトリ プレーンに直交していること)を確認する必要があります。

Tangent Angle — このエッジを共有するサーフェスとの角度で接線性を維持します。

Rail Surface ツールは共通エッジの両端で接線角度を計算します。2 つの角度が異なる場合、Rail Surface は角度をブレンドして、エッジに沿ってすべてのポイントで維持する角度を決めます。

180(または 180、-360、1)の接線角度は G1 Tangent 連続性に相当します。

Rebuild Interior Gen. Curves

すべての内部生成カーブをリビルドします。このオプションは、Generation Curves が 2+ の場合にかぎって使用できます。

このオプションは Rail Curves が 1、または Rail Curves が 2 で、最低 1 つのレイル カーブがリビルド中である場合にのみ使用できます。

Sweep Mode

Proportional — レイルカーブをリビルドして、均等間隔に配置されたスパンを持ち、最初のレイル カーブに基づいたスムーズなパラメータ配置のサーフェスを作成します。

このオプションは Rail Curves が 2 で最低 1 つのレイル カーブがリビルド中である場合にのみ使用できます。

Spine — スパイン カーブを使用して、レイルに沿ってスイープするときの生成カーブの方向を制御します。

View — 生成カーブがレイルに沿ってスイープするとき、1 つのプレーンでのみ回転します(プレーンは Sweep Projection ポップアップ メニューで選択します)。これは生成カーブとレイルカーブの間の視角を維持します。

Parallel — 生成カーブがレイルに沿ってスイープするとき、オリジナルの方向を維持します。

このオプションは、Rail Curves が 1 の場合にかぎって使用できます。この効果は、Extrude ツールの Flat オプションと同じです。

Natural — 生成カーブがレイルに沿ってスイープするとき、レイル カーブに対して同じ角度を維持してピボットします。

このオプションは、Rail Curves が 1 の場合にかぎって使用できます。この効果は、Extrude ツールの Tube オプションと同じです。

Sweep Projection

このオプションは Sweep ModeVIEW のとき、生成カーブが回転できるプレーンを制御します。

このオプションは、Sweep ModeVIEW のとき表示されます。

UserView Plane ボックスに 3D ベクトルを入力してプレーンを定義します。

XY XZ YZ — グローバルプレーン(XY、XZ または YZ)を回転プレーンとして使用します。

Active — 現在のビュー ウィンドウを回転プレーンにします。

Sweep Pivot

このオプションは、Rail Curves が 1 の場合にかぎって使用できます。

スイープには 2 つのピボット ポイントがあります。

  • 生成カーブ スイープとしてレイル カーブ上に残る生成カーブ上のポイント、または生成カーブを離れたポイント(Generation Pivot)。生成カーブはこのポイントを中心に回転し、スケーリングします。
  • スイープされる前の生成カーブに相当するレイル カーブのポイント( Rail Pivot) 。言い換えれば、レイル カーブのこのポイントに相当するサーフェスのこの部分は、生成カーブの正確な断面を保持します。

Rail Surface でピボット ポイントを自動的に設定したり(Extrude と同様)、生成カーブとレイル カーブ上にピボット ポイントを手作業で設定したりすることができます。

Off Curve — レイル カーブでは指定のパラメータに、生成カーブでは空間上の 3D ポイントにピボットを設定します。

  • Rail Pivot Parameter スライダを使用して、レイル カーブのパラメータを設定します。
  • Gen. Space PivotSpace Pivot ボックスを使用して生成カーブの 3D ピボット ポイントを設定します。

On Curve — ピボットを 2 つのカーブ上の指定したパラメータに設定します。

  • Gen. Pivot Parameterスライダと Rail Pivot Parameter スライダを使用してそれぞれのカーブのパラメータを設定します。

Closest — ピボットを 2 つのカーブ上の最も近いポイントに設定します。

このオプションが既定です。生成カーブがレイル カーブの開始点または終端に近いとき最も良い結果が得られます。

Transform Control

Rail Surface ツールがスイープの間レイル カーブに沿って移動する生成カーブをどのように修正するかを制御します。このオプションは、Rail Curves が 2 の場合にかぎって使用できます。

Rotate No Trim — 生成カーブは 2 つのレイル上に沿って移動し、最初のレイル カーブとの交点を中心に回転します。生成カーブはスケーリングされません。

このオプションは、Generation Curve が 1 の場合のみ適用されます。

Rotate & Trim — 生成カーブは 2 つのレイル上に沿って移動し、最初のレイル カーブとの交点を中心に回転します。どちらかのレイル カーブを越える新しいサーフェスの部分すべてをトリミングします。生成カーブはスケーリングされません。

このオプションは、Generation Curve が 1 の場合のみ適用されます。

Non-Prop Scale — レイルカーブに接しているベクトルに沿って、不均等に生成カーブをスケーリングします。

Scale — 生成カーブを均等にスケーリングして、生成カーブが 2 つのレイルに沿って移動できるようにサイズを調整します。

Blend Control

Gen. Blend ValueBlend Value スライダを使用できるようにして、2 つの生成カーブ間のブレンド中間点を制御します。

このオプションは、Generation Curves が 2 のときに表示されます。

Gen. Blend Value

2つの生成カーブの影響が等しくなるレイルに沿った距離(0から1)の割合。

たとえば、値を 0.5(既定)にした場合、2 つのカーブが等しくブレンドされ、ブレンドの中間点はレイルの中心点になります。

値を 0.25 にした場合、レイル カーブに沿って距離の 25% の位置がブレンドの中間点になります。そのため、2 番目の生成カーブがより多くの影響を受けます。逆に、値を 0.75 にした場合には、最初の生成カーブがより多くの影響を受けます。

値を 0.0 と 1.0 にした場合、最小値で 2 つのカーブをブレンドします。

Fixed Curve

このオプションは、スイープの前に、2 つのピボット ポイントを一致させるために移動させるカーブを決定します。これは新しいサーフェスが作成される場所を制御します。

このオプションは、Rail CurvesGeneration Curves が両方とも 1 である場合にのみ使用できます。

Gen. — 生成カーブを固定したまま、レイルを移動します。生成カーブの位置から始まる新しいサーフェスが構築されます。

Rail — レイルを固定した状態のまま、生成カーブを移動します。レイル カーブに沿って新しいサーフェスが構築されます。

Rotate Xform

Rail CurvesGeneration Curves が両方とも 1 の場合にのみ使用できます。

生成カーブがレイル カーブに沿ってスイープするときの回転角度。

たとえば、Rotate Xform を 45 にすれば、レイル カーブの全長に沿ってスイープするときに生成カーブは 45 度回転します。負の数値を使用すれば反対方向に回転します。

Scale Xform

Rail CurvesGeneration Curves が両方とも 1 の場合にのみ使用できます。

生成カーブがレイル カーブに沿ってスイープするときのスケーリング ファクタ。

たとえば、Scale Xform を 2 にすれば、生成カーブはレイル カーブの長さに沿ってスイープするとき 2 倍に拡大されます。Scale Xform を 0.5 にすれば、生成カーブは半分に縮小されます。

Curve Segments

このオプションは、Generation Curve が 1 の場合のみ適用されます。

スイープするときに使用する生成カーブとレイル カーブのセクションを指定します。

このオプションをオンにすると、スイープを実行する間に最初のレイル カーブのスタート エディット ポイントとエンド エディット ポイントをクリックするよう要求されます。その他の設定によっては、2 番目のレイル カーブまたは生成カーブのスタート エディット ポイントとエンド エディット ポイントをクリックするよう要求されることもあります。

サーフェスを構築した後、以下を実行します。

  • サーフェスのそれぞれのコーナーでロケータを使用して、生成カーブとレイル カーブのスタート パラメータとエンド パラメータを変更します。

または

  • Gen. 1 Segment テキスト フィールドや Gen 2. Segment テキスト フィールドを使用して、生成カーブのスタート パラメータとエンド パラメータを変更します。Rail 1 Segment テキスト フィールドと Rail 2 Segment テキスト フィールドを使用して、レイル カーブのスタート パラメータとエンド パラメータを変更します。
Explicit Control

このオプションをオンにして、Explicit Control Options セクションを開いて、U 方向と V 方向両方のレイル サーフェスの次数とスパン数を正確に指定できます。

Explicit Control オプション

これらのオプションは Explicit Control がオンの場合のみ使用できます。

Rail Degree (U)

レイル カーブに沿った U 方向のレイル サーフェスの次数。

Gen. Degree (V)

生成カーブに沿った V 方向のレイル サーフェスの次数。

Rail Spans (U)

U 方向のレイル サーフェスのスパン数。

Gen. Spans (V)

V 方向のレイル サーフェスのスパン数。

Continuity オプション

Max. New Spans

要求されたレベルの連続性を維持しようとするとき、U 方向 V 方向両方のサーフェスに加えることのできるスパンの最大数を指定します。

この数値が小さすぎる場合、連続性が維持されないエッジが出てくることがあります。

Max. New Spansは、Explicit Control がオンのときに使用することはできません。

Insert at Midpoint

オン — 連続性の偏差が最大のスパンの中間点に追加エディット ポイントを挿入します。これが既定であり、アイソパラメトリック カーブの分布状態が改善されます。

オフ — 連続性の偏差が最大の位置に追加のエディット ポイントを挿入します。

Insert at Midpoint は、Explicit Control がオンのときは使用することができません。

Colinear オプション

Gen.1/Gen. 2/Rail 1/Rail 2

新規サーフェスのアイソパラメトリック カーブを隣接サーフェスと揃えさせる境界をチェックします。

これは Align ツールで Skews をオフにするのと同じです。

Colinear Iso.

Control オプション

Auto Update

Rail Surface Control ウィンドウで値を変更したとき、その値に従って新しいサーフェスを自動的に更新します。

Create History

後で編集するために、新しいサーフェスのヒストリを保存します。Create History がオンの場合、サーフェスの作成に使用したカーブを修正でき、それに従ってサーフェスが更新されます。

Continuity Check

レイル サーフェスと隣接サーフェスの境界にサーフェス連続性ロケータを表示します。ロケータは常駐型で、Rail Surface ツールを終了した後も表示されます。ロケータを削除するには、Pick > Locator を使ってロケータを選択し、次に Delete > Delete Active を選択するか、Rail Surface ツールに再度入るときにチェックマークをオフに切り替えます。

Boundary Labels

ビュー ウィンドウの生成カーブ、レイルカーブ、スパイン カーブにラベルを付けます。ラベルには以下の項目も表示されます。

  • 要求された連続性の種類
  • 連続性が成功したかどうか
  • 接線連続性の指定が仮想的な指定か
Cross Section

ボタン

Reset

保存していた設定が復元されます。カスタム オプションを保存していない場合は、Reset によって、インストールされているオプション設定が復元されます。

Update

Rail Surface Control ウィンドウのカレントの値でサーフェスを再計算します。

Undo All
ツールの結果をすべて元に戻します。
Next

現在のサーフェスを終了して新しいサーフェスを指定します。