デジタイズされたクレイモデル データをモデリングされたサーフェスと統合する

典型的なクレイ プロト タイプのワークフローでは、次のような手順で作業します。

  1. Alias でモデルを作成します。
  2. Alias データからクレイ モデルを生成します。
  3. 手作業でクレイ モデルのシェイプを変更します。
  4. クレイ モデルのシェイプ変更された部分をデジタイズします。
  5. Surface Edit > Claymate ツールを使用して、変更を Alias サーフェスに戻して統合します。

原理

Claymate ツールは、ユーザが次の項目を選択することで動作します。

その後、モディファイア カーブまたはモディファイア サーフェスによって、参照サーフェスとの位置連続性と接線連続性が維持されたままオリジナル サーフェスのシェイプが変更されます。

ヒント:

Claymate ツールを効率的に使用するため、変更するサーフェス、モディファイア カーブ/モディファイア サーフェス、参照サーフェスは異なるレイヤに配置することをお勧めします。

その他の使用法

サーフェスを変更されたカーブまたはサーフェスに再度合わせることが必要なその他の状況でも、Claymate を使用できます。たとえば、

  1. サーフェス モデルから断面プロファイル カーブを作成します。
  2. カーブを変更します。
  3. Claymate ツールを使用して、オリジナル サーフェスを新しいプロファイル カーブに合わせます。

デジタイズされた変更データを使用してモデル上のサーフェスのシェイプを変更するには

  1. クレイ バージョン上で変更されたサーフェスを選択します。
  2. Claymate アイコン をクリックするか、またはパレットから Surface Edit > Claymate の順に選択します。

    Claymate Control ウィンドウが表示されます。

    注:

    選択したオブジェクトのうち 1 つでも Claymate での使用に不適切なものがある場合、Claymate ツールはすべてを選択解除します。

  3. 更新する必要のあるその他すべてのサーフェスを選択し、Go をクリックします。
  4. 変更されたクレイ モデルのセクション(モディファイア カーブ)から、デジタイズされたカーブまたはサーフェスを選択します。

    Min/Max Mod. Distance の範囲外にあるモディファイア カーブ/モディファイア サーフェスは無視されます。

  5. Go をクリックします。
  6. クレイ バージョン上で変更されなかったモデルのうち、変更されたサーフェスで位置連続性と接線連続性を維持するものの上のサーフェス(参照サーフェス)をすべて選択します。

    Claymate ツールは、変更されたサーフェスを変更する間、これらの参照サーフェスとの連続性を維持します。

  7. Go をクリックします。

    ClaymateClaymate Control ウィンドウでこの設定を使用し、モディファイア カーブと一致するようにモデルのサーフェスのシェイプを変更します。

    注:

    通常は、Auto Update オプションをオンにして、変更されるオプションの効果をインタラクティブに確認します。ただし、関連するサーフェスが非常に複雑な場合、更新に時間がかかることがあります。Auto Update をオフにして、ウィンドウ下部にある Update ボタンを使用してください。

  8. ヒント:

    サンプル数を増やすと、サーフェスをより細かく制御することができますが、操作にかかる時間が大幅に増加します。計算時間は、モディファイヤ カーブのサンプル数と、ターゲット サーフェスのサンプル数の 2 乗に比例して増加します。