STEP/IGES/PTC Granite の Pro/ENGINEER へのエクスポート

Alias サーフェス モデルは、IGES、STEP、PTC Granite のいずれかのフォーマットで Pro/ENGINEER に転送できます。

Alias を使用している場合、Pro/ENGINEER に送信して読み込めるモデル情報には、ジオメトリ情報とトポロジ情報の 2 種類があります。

Alias IGES ファイルには、ジオメトリ情報のみが含まれます。Alias がサポートする STEP エンティティでは、ジオメトリ情報とトポロジ情報の両方を Pro/ENGINEER に転送して読み込めます。ジオメトリ データはオブジェクトの基本形状を記述するもので、Alias と Pro/ENGINEER では NURBS で表現されます。

トポロジ データは、ジオメトリ コンポーネントが相互に接続してソリッドを形成する方法を表します。Alias モデルを Pro/ENGINEER に転送する場合は、STEP ファイル フォーマットの方が IGES より優れています。STEP ファイルフォーマットには、転送するモデルを表現する情報が多く含まれているからです。

PTC Granite ファイルの書き出しのワークフロー(Windows のみ)

Pro/ENGINEER 用 PTC Granite ファイルを作成するには(Windows のみ)

  1. Surface Edit > Stitch > Shell Stitch を選択し、閉じたボリュームを作成したことを確認してから PTC Granite フォーマットで書き出します。
  2. 書き出すオブジェクトを選択してアクティブにします。
  3. File > Export > Active As を選択します。
  4. File Formats プルダウン メニューから PTC Granite を選択します。
  5. ファイルを古いバージョンの Pro/ENGINEER で読み取る場合、トランスレータの Granite Version も以前のバージョンに設定しなければならない場合があります。既定は Granite 6.0 (現在のバージョン)です。
  6. Save アイコンを選択し、PTC Granite ファイル名を指定します。Alias は、拡張子 .g をファイル名に自動的に付けます。これで、Pro/ENGINEERに読み込むファイルが作成されます。

    詳細は、「PTC Granite ファイルの書き出しのワークフロー(Windows のみ)」を参照してください。

Pro/ENGINEER 用に IGES フォーマットファイルを作成するには

  1. 書き出すオブジェクトを選択してアクティブにします。
  2. File > Export > Active As を選択します。
  3. File Formats プルダウン メニューから IGES を選択します。
  4. Save アイコンを選択し、IGES ファイル名を指定します。Alias は、拡張子 .igs をファイル名に自動的に付けます。

    これで、Pro/ENGINEER に読み込むファイルが作成されました。

Alias で Pro/ENGINEER 用 STEP ファイルを作成するには

  1. 書き出すオブジェクトを選択してアクティブにします。
  2. File > Export > Active As を選択します。
  3. File Formats プルダウン メニューから STEP を選択します。
  4. Application Protocol の AP214 を選択します。
  5. Alias モデルは、ソリッド シェル(ボリューム)かシェル(ボリュームを表現しない、ステッチしたサーフェスのグループ)を形成するようにステッチされている必要があります。
  6. Model Type から、次のうちのどちらかを選択してください。

    Manifold Shells: ボリュームを表さないステッチ済みサーフェスの集合を G3 Manifold Shell として保存します。

    または

    Brep Solids: 閉じたボリュームを表すステッチ済みジオメトリを表す G5 Brep Solid として書き出します。

  7. Save アイコンを選択し、STEPファイル名を指定します。Alias は、拡張子 .stp をファイル名に自動的に付けます。これで、Pro/ENGINEER に読み込むファイルが作成されます。

Pro/ENGINEER で書き出しと読み込み用オプションを設定するには

    IGES と STEP ファイルの読み込みと書き出しを行って、Alias で簡単に読み込めるようにします。

  1. Pro/ENGINEER で、Utilities > Options を選択します。
  2. 設定ファイルに次のデータを追加します。
    IGES_OUT_ALL_SRFS_AS 128
    IGES_OUT_SPL_CRVS_AS_126 YES
    IGES_OUT_SPL_SRFS_AS_128 YES
    IGES_OUT_MIL_D_28000 NO
    IGES_OUT_TRM_SRFS_AS_143 NO
    IGES_OUT_TRIM_CURVE_DEVIATION DEFAULT
    INTF_OUT_BLANKED_ENTITIES NO
    INTF3D_OUT_EXTEND_SURFACE YES
    INTF3D_OUT_FORCE_SURF_NORMALS YES
    IGES_IN_106_F2_AS_SPLINE NO
    IGES_IN_DWG_LINE_FONT YES
    IGES_IN_DWG_PNT_ENT YES
    IGES_IN_DWG_COLOR YES 
    FIX_BOUNDARIES_ON_IMPORT YES