チュートリアルのこのパートでは、ハンドルやベースのサーフェスの CV を直接移動して、洗練したデザインにします。次のスケッチは、デザインの変更部分を示しています。
ベースの上部が、直線的なサーフェスから緩やかにカーブを描くサーフェスに変更されています。
ハンドルの先端は三角形の、すこし傾いたシェイプになっています。
ベースにはボタンが追加されています。
レッスン 5 を問題なく完了した場合は、次の手順「コンストラクション ヒストリを削除する」に進んでください。
レッスン 5 の作業に問題があった場合は、CourseWare プロジェクトの wire フォルダにある joystick_Part5.wire というファイルを開きます。このファイルには、レッスン 5 の完成モデルが保存されています。
現在、サーフェスはすべて濃い緑で表示され、コンストラクション ヒストリがあることを示しています。カーブを変更すると、コンストラクション ヒストリを持つサーフェスが更新されます。
チュートリアルのこのセクションでは、カーブを使用してサーフェスを変更する代わりに、直接サーフェスを変更します。
直接サーフェスを変更するには、まずサーフェスのコンストラクション ヒストリを削除します。
ジョイスティックのすべてのサーフェスが選択されます。
Yes をクリック して、ヒストリを削除します。
サーフェスは濃い青のラインで表示されるようになります。これは、サーフェスがコンストラクション ヒストリを持っていないことを表します。
CV を使用したカーブの作成とシェイプはすでに経験済みです。サーフェスにも CV があり、これを使って同じようにサーフェスのシェイプを直接変更できます。
既定では、サーフェスの CV は表示されていないので、ベースの上部にある CV の表示をオンにします。
CV とハルが表示されます。
サーフェスの CV は列状に並んでいて、CV と CV の間はハルの線分で接続されています。このサーフェスのハルの配置を次の図に示します。
ハルは 2 つの方向を向いています。ハルの 1 セットが、サーフェスを周回しています。
もう 1 セットのハルは、サーフェスの中心から放射状に外側に向かっています。
これらのハルの終端の間には CV がないことに注目してください。サーフェスをスカルプトできるように CV を追加します。
放射状のハルに沿って CV が追加されます。
Accept をクリックします。
このセットから中央の 2 つのハルを選択し、ジョイスティック ベースの上部サーフェスに緩やかなカーブをスカルプトします。
Pick > Point Types > Hull外側から 2 つ目の CV の列を接続する、赤いハルの線分をクリックします。
CV の列が選択され、黄色で強調表示されます。
CV の列が両方とも選択されました。
次に Left ビューで、これらのハルと関連する CV を上方向に移動して、サーフェスをスカルプトします。
サーフェスが曲げられ、ジョイスティック ベースの上部が丸みを帯びたシェイプになりました。
次に、ジョイスティック ハンドルの上部のシェイプを洗練されたものにします。
次に、ハンドルの上部を形作る CV を選択します。
Pick パレットには、Pick > Hull ツールが表示されています。 アイコン上でマウスの左ボタンをクリックして押したままにし、ツールの引き出しを開きます。マウスを CV アイコンに移動して放し、Pick Point Types > CV ツールを選択します。
これらの CV が選され、黄色で強調表示されます。
最初の変更は、ハンドルのシェイプに対して行うため、変形は Top ビューで行います。
関係のないジオメトリを選択しないように、その他のジオメトリから遠ざかる方向にドラッグします。
ハンドル サーフェスで選択した領域が伸長されます。
次に、ハンドルの左側にある複数の CV を選択して、少し尖ったシェイプを作成します。
中心線上にある CV が選択され、黄色で強調表示されます。
ハンドルの先端が滑らかな三角形になります。
次に、ハンドルの上部の角度を調整して、人間工学に沿ったものにします。
ハンドル グリップの CV が選択されます。
回転は常に、オブジェクトのピボット ポイントを中心に行われます。既定では、CV のピボット ポイントは原点です。CV を正しく回転するには、Center pivot ツールを使用して、選択した CV の中央にピボット ポイントを配置します。
CV のピボット ポイントが、選択した CV の中央に配置されます。