デザインを完成させるには、Plane サーフェスを使用してケースの正面を作成し、Surface Fillet を使用してトリミングとフィレットを行い、面取りしたサーフェスに仕上げます。
レイヤのシンメトリと Mirror を使用して、ケース正面のサーフェス全体を作成します。
最後にケースの正面を複製して背面のケースを作成し、すべてのジオメトリをレイヤで構成します。
レッスン 2 を問題なく完了した場合は、次の手順「正面サーフェスを作成する」に進んでください。
レッスン 2 の作業に問題があった場合は、CourseWare プロジェクトの wire フォルダにある MP3Player_Part2.wire というファイルを開きます。このファイルには、レッスン 2 の完成モデルが保存されています。
まずケースの正面フェースを作成し、MP3 プレーヤの寸法に合った高さに配置します。
次に、Plane のピボット ポイントを右下コーナーに設定します。
Transform > Local > Set Pivot の順に選択します。カーブスナップ(
+
キー(Windows)または
+
キー(Mac))を使用して、ピボットをプレーンの右下隅に正確にスナップします。
次に、プレーンを z 軸に沿って上に移動します。
Left ビューを最大化します。
ここでは、Surface Fillet ツールを使用して、1 回の操作で正面フェースをトリミングして半径を持つエッジを作成します。
両方のサーフェスに、フィレットを構築する側面であることを示す矢印が表示されます。この場合は、ピンク色の矢印を下向きに、黄色の矢印を内向きにします。
指定した半径のエッジが作成され、すべてのサーフェスがトリミングされます。
次に、Round ツールを使用して、残りのエッジに半径を作成します。
やわらかいエッジを作成するには、Round ツールまたは Surface Fillet ツールのどちらかを使用します。サーフェスは既に鋭いエッジで交差しているので Round ツールの方がすばやく使用できます。
半径インジケータが表示され、白で強調表示されます。
MP3プレーヤのケースは2つの同じコンポーネント、正面ケースと背面ケースから作られています。Mirror ツールとレイヤのシンメトリを使用して、正面と背面のケースを完成させます。
まず、正面ケースの下 4 分の 1 を作成します。
下部サーフェスはミラーを使用して作成したため、上面サーフェスは画面を追加して修正し、下部サーフェスはボタンを追加して修正することができます。
ところが、デザインの左右の側面については、両側のジオメトリを同じにする必要があります。そこで、左右の側面についてはレイヤのシンメトリを使用してジオメトリのミラー イメージを表示し、サーフェスの構築に合わせて更新されるようにします。
新しいレイヤが選択され、黄色で表示されます。(レイヤが選択されていない場合は、レイヤ タブで Front Casing をクリックします。)
レイヤのシンメトリは、通常は3軸方向の1つで使用されます。Symmetry Plane を設定して、ジオメトリが左から右にミラーリングされるようにします。
Layers > Symmetry > Set Plane を選択します。
カレントのシンメトリプレーンが黄色で強調表示されます。ジオメトリが左と右にミラーリングされるようにプレーンを変更します。
大きい黄色のプレーンがモデルに対して右の軸に移動します。
レイヤ上のジオメトリがミラーリングされ、点線で表示されます。これはミラーリングされたジオメトリは単に表示されているだけで、実際のジオメトリではないことを示しています。
まだ正面ケースにディテールを追加する前なので、ここで背面ケース用にサーフェスをコピーしておきましょう。
まず、背面用の新しいレイヤを作成します。
Layers > New を選択し、レイヤに Rear Casing という名前を付けます。
XYプレーンを選択してGoをクリックします。
サーフェスがミラーリングされます。
Lessons プロジェクトの wire フォルダ内に作業内容を保存します。ファイルにmyMP3Player3.wireという名前を付けます。