カーブやサーフェスのエッジを別のカーブやサーフェスのエッジに位置揃えします。または、エッジをサーフェスの内側に位置揃えします。
この Align ツールは AliasStudio 2009 から導入され、Align 2008 と呼ばれている前バージョンに代わるものです。
位置揃えしたジオメトリ間の連続性レベル: G0 Position、G1 Tangent、G2 Curvature、または G3 Curvature
Edge - このオプションは既定で、ベクトル コンストレインが使用されていないすべてのサーフェスの位置を揃えます。これには、サーフェスのサーフェス エッジ、アイソパラメトリック カーブ、カーブオンサーフェス(CoS)への位置揃えも含まれます。
Project - このオプションは、投影ベクトルを使用して(既定ではカレント ビュー方向)、エッジをサーフェスに位置揃えします。位置揃えされるサーフェスにカーブオンサーフェスを用意する必要はありません。カーブオンサーフェスは自動的に作成されます。
Project を選択すると、Vector Options セクションが表示され、ベクトルを定義できるようになります。既定のベクトル方向は、カレント ビューによって決まります(「Vector オプション」を参照)。
U/V - このオプションは、カーブをサーフェスに位置揃えするときだけ表示されます。
カーブはサーフェスの U 方向または V 方向のいずれかに位置揃えされます。
Vector - このオプションは、カーブをサーフェスに位置揃えするときだけ表示されます。
接線と曲率の位置揃えは、接点でのサーフェスに対する接線プレーンと Vector オプションで指定したベクトル方向によって定義されます。つまり、カーブ上の接線と曲率の CV は、ベクトル方向にしか移動できません。これは、サーフェス上にカーブオンサーフェスを作成したり、フリー カーブを位置揃えすることと同じです。
ベクトルが View に設定されている場合は、指定したビューでのカーブのシェイプは位置揃えされた状態のままになり、サーフェスの連続性が適切なレベルに維持されます。
このチェックボックスを使用できるのは、Alignment Type を Edge に設定し、Continuity を G1 Tangent または G2 Curvature に設定して、サーフェスを別のサーフェスに位置揃えする場合だけです。
Vector をオンにすると、先に位置連続性が確立されてから接線と曲率 CV 行がコンストレインされ、選択したベクトルに従って移動します(「Vector オプション」を参照)。
このオプションは、Continuity が G1 Tangent、G2 Curvature、または G3 Curvature に設定され、次の条件が当てはまる場合にのみ使用できます。
Tangent Balanceをチェックしてオンにすると、接線のCVが調整され、入力サーフェスとマスタサーフェスの開始接線と終了接線の長さの割合が一致します。G2 Curvature または G3 Curvature がオンの場合、それぞれの曲率行の CV にも同じ内容が適用されます(エッジから 2 番目と 3 番目の行)。内側の CV も、入力サーフェスのハル(接線行と曲率行)がマスタ サーフェスのシェイプと同じになるように調整されます。
Tangent Balance がオフになっている
Tangent Balance がオンになっている入力サーフェスのハルのシェイプには、マスタ サーフェスのシェイプが反映されます。
接線と曲率の長さは、入力サーフェスのシェイプが変わらないように比例的にスケールできます。これには、Tangent Scale スライダ、Curvature Scale スライダ、G3 Scale スライダ(または対応するマニピュレータ)を使用します。これらのスライダは Tangent Balance がオンの場合にのみ使用できますが、Tangent Balance をオフにして再度オンに切り替えた場合でもスライダの値は保持されます。
このオプションは入力カーブと入力サーフェスの両方に適用されます。これは内側の列の CV を移動して、入力カーブ/サーフェスに行った修正を均等化します。目的の効果が得られるまで、修正する Extra CV Rows の数と Blend factor を調整します。連続性を維持するために必要な CV の列は移動されません。
サーフェスが位置揃えされているときには、Partial チェックボックスは既定で必ずオフになっています。初期状態では、入力サーフェスのエッジはマスタのエッジの範囲いっぱいに位置揃えされています。Partial をオンにすると、マスタサーフェスのエッジ(またはカーブ)上で最も近いポイントが使用されます。
Partial Join マニピュレータは常に表示されています。マニピュレータ(または Partials スライダ)を使用して範囲を制御します。Partial オプションが適用されるのは、サーフェス エッジが別のサーフェス エッジ、アイソパラム、カーブオンサーフェス、フリー カーブに位置揃えされているときです。
マニピュレータをマスタのエッジの終端までドラッグすると、自動的に Partial がオフになります。マニピュレータをドラッグして終端から離すと、自動的にオンになります。
Partial をオンにすると、マニピュレータは必ずマスタのエッジ上の最も近いポイントにリセットされます。逆に Partial をオフにすると、マニピュレータはマスタのエッジの終端に設定されます。
このオプションをチェックすると、Explicit Control Settings を使用して入力サーフェスの次数とスパン数を調整できます。これらの設定は、入力ジオメトリとマスタ ジオメトリの両方を選択した場合にのみ表示されます。次数とスパンの設定は、初期状態では入力カーブまたは入力サーフェスの設定に対応しています。
次数を上げたりスパンを追加したりすると、カーブやサーフェスをより細かく連続性に位置揃えしたり、微妙なブレンドを作成したりすることができます。Explicit Control は、既定でチェックされています。
Explicit Control がチェックされていない場合は、位置揃えによって最初に入力の次数をマスタの次数に合わせて一致させた後、スパンを挿入して連続性を確立します。
このスライダが表示されるのは、Alignment Type が Edge に設定され、Vector がオフの場合だけです。
Position influence が 0.0 (既定)に設定されていると、位置揃え処理で入力サーフェスのパラメータ配置を維持しようとします。フィットが既に Curve Fit Distance の許容値内にある場合は、この位置合わせによって CV が移動することはありません。エッジを再フィットする必要がある場合は、CV がわずかに移動する可能性があります。
Position influnceを1.0に設定すると、位置揃えで、入力サーフェスとマスタサーフェスのパラメータ設定をできる限り近づけようとします。この位置揃えでは、より自由によりフィットさせること(より良い連続性)が可能ですが、入力サーフェスの横方向の配置間隔、接線、曲率CVが変更される場合があります。ただし、接線と曲率の長さは Position Influence には影響されません。
これによって、入力の CV 構造自体がマスタに一致することがあります。これは、両方のエッジの次数とスパン数が同じ場合によくあることです。
スライダは入力のパラメータ配置の維持と Master との連続性の確保の間で、漸進的な補間を提供します。
Position Influence = 0。位置連続性は確立されていません。
Position Influence = 1.0。位置連続性が確立されています。
ブレンドの影響を受ける CV 行の数です。これらの行は、連続性の維持に必要な CV の行を越える位置に存在し、接していません。
追加の CV 列が、位置揃えの影響を受ける度合いです(このオプションは、Extra CV Rows が 0 より大きい場合のみ使用できます)。
正の値は、影響の度合いが指数的に減少することを示します。値を大きくするほど、影響の度合いの減少が速くなります。
0(ゼロ)は、影響の度合いがまったく減少せず、各行が一定の割合で変化することを示します。
負の値は、影響の度合いが指数的に増加することを示します。絶対値を大きくするほど、影響の度合いの増加が速くなります。
これらのオプションのいずれかを選択して、ベクトルの軸を指定します。
このオプションを選択して、カレント ビューのベクトル法線を指定します。ベクトルはビュー ウィンドウには描画されません。
カレントのビューを変更する場合は、Refresh Vector をクリックしてベクトルを更新します。
このオプションを選択すると、Picked Vector フィールドに既存のベクトルの名前を指定するか、ビュー内のベクトルを選択して指定できます。
位置合わせは、単一のベクトル方向を使用するのではなく、面の法線に沿って CV を移動することによって行われます。
このボタンは View が選択されている場合だけ表示されます。ビューを修正した場合は、このボタンをクリックしてベクトルを更新します。
ベクトル コンストラクション オブジェクトをビュー ウィンドウで作成するには、このボタンをクリックします。このボタンをクリックしなかった場合は、指定したベクトル方向はツールで使用されますが、このベクトルの表示や再使用はできません。
Vector Options で方向を指定する必要のある Align ワークフローはすべて、設定されていれば、コンストラクション プレーンの X、Y、および Z 軸を使用します。
次のルールが適用されます。
グローバル座標系での Z に沿った投影の位置揃え
コンストラクション プレーンを設定し、Refresh Vector をクリックした後、投影は更新されます。
入力サーフェスの U 方向の次数。
入力サーフェスの V 方向の次数。
入力カーブの角度。
入力サーフェスの U 方向のスパン数。
入力サーフェスの V 方向のスパン数。
入力カーブのスパン数。
次のセクションは、Alignment Type が Edge に、Continuity が G1 Tangent、G2 Curvature、または G3 Curvature に設定されている場合にのみ表示されます。
このオプションは、入力サーフェスの外側のエッジに沿って、(接平面内で)接線方向を制御します。
このボックスをチェックすると、Start Align と End Align が同じ設定になります。
Edge Align - エッジを加工していない境界またはトリミングしれたエッジに位置揃えします。
Skew - エッジを接平面に配置した状態で、指定した Skew Angle でエッジを回転します。
ビュー ウィンドウでラベルをクリックすると、Edge Align と Skew が切り替わります。
外側のエッジの開始点または終了点の回転角度(度単位)です。
この値は、ビュー ウィンドウで小さい円のマニピュレータを使用して調整することもできます。
次のセクションは、Continuity が G1 Tangent、G2 Curvature、または G3 Curvature に設定されている場合にのみ表示されます。
このオプションは、接線の長さや曲率を制御します。接線や曲率のマニピュレータを使用して調整することもできます。
これらのスライダの値を使用して、入力サーフェスの両方のエッジに沿って、接線の実際の長さを調整できます(センチメートル単位)。
このスライダの値を使用して、入力カーブの位置揃えされた終端で、接線の実際の長さを調整できます(センチメートル単位)。
サーフェスを位置揃えするときに Tangent Balance をオンにすると、このスライダを使用して、サーフェスのシェイプが変わらないように比例的に接線の長さをスケーリングできます。Tangent Balance をオフにして再度オンに切り替えても、この値は保持されます。
Continuity を G2 Curvature に設定している場合、このオプションは接線のスケール中に G2 曲率を自動的に調整します。位置揃えされていないサーフェス(またはカーブ)と同様に、相対的な距離、つまり位置行と接線行の距離に対する接線行と G2 曲線行の距離を維持しようと試みます。
Continuity を G3 Curvature に設定している場合、このオプションは接線のスケール中に G2 曲率と G3 曲率の両方を自動的に調整します。位置揃えされていないサーフェス(またはカーブ)と同様に、相対的な距離を維持しようと試みます。
これらのスライダの値を使用して、入力サーフェスの両方のエッジに沿って実際の G2 曲率の長さを調整できます。
このスライダの値を使用して、入力カーブの位置揃えされた終端で実際の G2 曲率の長さを調整できます。
サーフェスを位置揃えするときに Tangent Balance をオンにすると、このスライダを使用して、サーフェスのシェイプが変わらないように比例的に G2 曲率の長さをスケーリングできます。Tangent Balance をオフにして再度オンに切り替えても、この値は保持されます。
G1 Tangent または G2 Curvature をスケーリングするときに G3 Curvature を自動的に調整します。位置揃えされていないサーフェス(またはカーブ)と同様に、相対的な距離、つまり接線行と G2 曲線行の距離に対する G2 曲線行と G3 曲線行の距離を維持しようと試みます。
これらのスライダを使用して、入力サーフェスの両方のエッジに沿って実際の G3 曲率の長さを調整できます。
このスライダ値の範囲は 0.0~1.0 で、入力サーフェスの開始点または終了点からマスタ サーフェスの端までの距離の比率で指定します(パラメータ空間内)。
これらの値の調整は、Partial スライダのマニピュレータを境界に沿って使用して行うこともできます。このマニピュレータは、内側の矢印によって、マスタのエッジの全範囲に配置されていることを示します。二重矢印は、入力サーフェスのエッジがマスタサーフェスのエッジの全範囲に配置されていないことを示します。
Partial スライダ マニピュレータはさらに Snap Options ウィンドウで設定したオプション(Snap to Center と Pivot を除く)へとスナップします。
「カーブ スナップ オプション」を参照してください。
このセクションはカーブの位置揃えだけに適用されます。
マスタ カーブ上のポイントで、入力カーブはこれに合わせて位置揃えされます。スライダ値の範囲は 0.0~1.0 で、マスタ カーブの開始点からの距離を比率で指定します。
位置揃えのコンストラクション ヒストリを保存します。これにより、位置揃えされたオブジェクトやツール オプションを編集すると、位置揃えが自動的に更新されます。
カーブやサーフェスが 2 つのマスタに位置揃えされている場合でも、単一のヒストリ項目しかありません。両方の Align 操作は引き続き個別に編集可能で、Object Edit > Query Edit を使用するか、位置揃えされたジオメトリの該当する終端/エッジの近くをクリックします。
ウィンドウ内のコントロールを変更すると、自動的に位置揃えが再計算されます。
位置揃えされたエッジにサーフェス連続性ロケータを追加し、連続性にパス/失敗を表す印を付けて、連続していない部分があればそれも表示します。
「サーフェス エッジの偏差と連続性をチェックする」を参照してください。
Specify Check をオンにすると、Continuity Check Type オプションが表示されます。このオプションを使用すると、連続性レベルを指定してチェックすることができます。
Specify Check をオフにすると、Continuity オプションで指定した位置揃えの連続性がチェックされます。
このオプションは Continuity Check がオンの場合に表示されます。
オリジナルの入力サーフェス(位置揃えしているサーフェス)のハルを緑のプロキシとして表示するには、このオプションをオンにします。このプロキシは、Align 操作中にサーフェスがどの程度変更されたかを視覚化するのに役立ちます。
Accept をクリックして Align 操作の現在の状態を「保存」すると、変更された入力サーフェスが新しいオリジナルのサーフェスになります。これを反映するために、プロキシ表示が更新されます。
保存していた設定が復元されます。カスタム オプションを保存していない場合は、Reset によって、インストールされているオプション設定が復元されます。
このボタンをクリックすると、入力に対して行った変更がすべて取り消され、ツールを使用する前の元のシェイプに戻ります。すべてのヒストリは削除されます。
カーブやサーフェスが 2 つのマスタに位置揃えされている場合は、Revert によってまずアクティブなサイドが元に戻されます。次にヒストリが残りのサイドのみに適用されます。もう一度 Revert をクリックすると、ヒストリが削除されて入力ジオメトリは元のシェイプに戻ります。
Accept ボタンをクリックするごとに、ツールの設定とカレントの入力ジオメトリが保存されます。
Restore ボタンは、Accept ボタンを 1 回でもクリックすると使用できるようになります。Accept ボタンを押すごとに状態が保存され、Restore ボタンで復元できます。この方法を使用して、一連の位置揃え操作を追加することができます。
Edit > Undo(キー+[Z] キー(Windows)または
キー+[Z]キー(Mac))を複数回使用すると、変更内容を接線、曲率、部分的なエッジ位置のスケーリングに復元することができます。この機能では、変更内容を確認してから適切な位置揃えに戻すことができます。Accept や Restore をクリックした直後には、Undo は使用できません。
マニピュレータは小さい矢印または両端矢印で表示されます。例外として、Skew では小さい円のあるアークで表示されます。この矢印または円をクリックしてマニピュレータを有効にしておくと、その後はマウス操作を行わなくても修正できます。
次の値は、マニピュレータを使用して直接調整できます。
サーフェスの位置揃え
カーブの位置揃え