設計基準により条件指定される接線、曲線、緩和曲線のある道路を作成、編集します。
InfraWorks の道路および高速道路モジュールに付属している道路設計ツールを使用すると、ジオメトリおよび勾配をより正確にコントロールして道路を設計できます。
設計道路
対照的に、標準の InfraWorks 道路スケッチ ツールでは、スプラインを使用して道路のジオメトリを定義します。垂直ジオメトリ コントロールは、各頂点での標高の調整に制限されます。
スプライン道路
設計道路では、一連のハードコードされた設計基準を使用して、設計道路の水平および垂直ジオメトリ要素を定義します。ジオメトリに適用される設計基準は、道路の設計速度によって異なります。
設計道路を作成するとき、既定の設計速度は指定した道路タイプによって決定します。設計道路には、次の 4 種類があります。
設計道路タイプ | 設計速度 km/h | 設計速度 mph | |
---|---|---|---|
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高速道路 | 110 | 70 |
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幹線 | 80 | 50 |
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コレクタ | 60 | 40 |
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ローカル | 45 | 30 |
道路タイプは、メインの作成ストリップ上の[道路を作成]ボタンにマウスを重ねたときに使用できる、道路および高速道路作成ストリップから選択します。
ベースの InfraWorks で使用できる道路スケッチ ツールである、[道路を作成]ツールは、道路および高速道路作成ストリップの左端にあります。
設計道路の作成、編集を行う場合、設計速度のプロパティで、最小半径と最大半径、緩和曲線の長さ、接線の長さなどのパラメータとして使用する基準のセットを決定します。設計道路を作成した後で、水平および垂直ジオメトリ、および設計速度などの道路プロパティを変更することができます。
設計道路を選択した場合、測点およびカーソル位置を基準にしたオフセットがステータス バーに表示されます。カーソルを曲線内の測点に配置した場合、ステータス バーには、曲線要素の半径も表示されます。