[構造解析設定] - [ソルバ]タブ

構造解析のソルバ設定は、すべてのシミュレーションに適用されます。新しいシミュレーションを開始するときには、これらの基本設定が使用されます。グローバル設定は、シミュレーション プロパティを変更することによって、シミュレーション単位でオーバーライドできます。

ここでは、[ソルバ]タブのコントロールについて説明します。

アクセス:

リボン: [構造解析]タブ [設定]パネル [構造解析設定]

[ソルバ]タブ

[ソルバの既定値]  
  [h リファインメントの最大数]

収束計算における h リファインメントの既定ステップ数を設定します。既定値は 0 です。一般に、この値は 5 より低く設定しておくと良いです。3 または 4 が理想です。

収束判定値が満たされると、リファインメントの最大数になる前に解析処理が停止します。

  [収束判定値(%)]

選択したシミュレーション結果が指定パーセント以内の連続した値を返した場合に、リファインメント処理は停止します。既定値は 10 です。

また、収束判定値に到達する前にリファインメント数に到達した場合も、処理は停止します。

  [h リファインメントのしきい値(0 ~ 1)]

すべての新規シミュレーションに対する h リファインメントの既定のしきい値を指定します。この値は、0 から 1 の範囲にする必要があります。

  • 0 は設定のすべての要素をリファインメントの候補として指定します。0 は、最大のリファインメントとみなすことができます。
  • 1 は、リファインメントから設定のすべての要素を削除するため、リファインメントはまったく発生しません。

既定値の .75 は、同等のエラーの要素の上位 25% をリファインメントの対象に指定します。

  [剛体モードの検出と削除] すべての新規シミュレーションに対する既定の設定を指定します。拘束が十分に定義されていない問題で、剛体モードを解除します。ただし、このモードは、有効な弾性率の解析によって荷重の均衡がとられています。
  [各接触サーフェスにわたって応力を分散] すべての新規シミュレーションに対する既定の設定を指定します。FEA の定式化において接触面間で不連続な応力を表示したい場合に選択します。接触パーツの材料が異なることで応力が連続的になる場合があります。
注: このオプションを選択した場合、接触サーフェス全体に結果が平均化されません。
[結果]  
  [解析結果ファイルへの OLE リンクを作成] 結果ファイルへの OLE リンクを作成します。オフにすると、OLE リンクは作成されません。この設定は、ドキュメント内のすべてのシミュレーションに適用されます。