パーツ モデリングでは、インポートしたデータを流用するのが一般的です。[ステッチ]コマンドの使用、サーフェスへの押し出し、図面ビューの生成などは、インポート済みデータの一般的な使用例の一部です。場合によっては、データの質が高くないためにこれらの手法が正常に機能しないことがあります。ソリッドやサーフェスのデータの質が低いかどうかを確認するには、[クオリティ チェック]コマンドを使用します。
ブラウザで、グループを使用して、修復したり削除するデータ、または表示設定をオフにするデータを分離します。
Autodesk Inventor でデータを開くときにそのデータを変換できます。[インポート オプション]ダイアログ ボックスで、インポートするデータ(サーフェス、ソリッド、ワイヤ)を指定します。サーフェスを自動的にステッチしてパーツ環境にプロモートできます。パーツ環境で治具を設計することがができます、また必要に応じてコンストラクション環境を開いてデータを解析できます。クオリティ チェック解析ではエラーが発生した箇所が示されるので、必要な箇所のみを修復できます。
データを変換するときに、自動的にエラーをチェックするオプションを選択できます。データ量が多い場合には、このタスクに時間がかかることがあるので、このオプションのチェックマークをオフにしてチェックをスキップすることができます。変換中にデータをチェックする場合、データは、次のような結果を示すアイコンとともにブラウザに表示されます。
データはチェックされませんでした。エラーの有無は不明です。 |
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データはチェックされました。エラーはありません。 |
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データはチェックされました。エラーがあります。 |
エラーが検出されると、エラー レポート ログにより、パーツ ドキュメントを調査して問題を解決するよう警告されます。
データを変換した後は、[クオリティ チェック]コマンドを使用して、トポロジ、ジオメトリ、モデリングにエラーがないかチェックできます。可能であれば、修復するように促すメッセージが表示されます。[ヘルプ]をクリックすると、エラー条件に関する追加情報が表示されます。
[クオリティ チェック]を使用して、必要な解析のみを実行します。大きなデータ セットの解析を途中で停止し、後で再開することができます。以前に解析されたデータは再チェックされませんが、診断結果をクリアすることもできます。たとえば、修復を行った後にデータを再チェックできます。
データを変換すると、Autodesk Inventor 変換レポートが自動的に生成されます。このレポートには、変換プロセスに関する情報、Autodesk Inventor で作成したパーツやアセンブリの一覧表、Autodesk Inventor ファイル システムでのパーツやアセンブリの場所、およびデータ変換中に検出された変換済み図形の問題とその詳細を示すステータスが記録されています。