アセンブリ環境からダイナミック シミュレーション環境へ切り替えるとき、メイト拘束は、機械的な機能が一致するジョイントに自動的に変換されます。ジョイントは、必要に応じて、ソフトウェアによって定義されたものを受け入れるか、修正するか、または削除することができます。
ダイナミック シミュレーション環境がアクティブになります。ブラウザとノードがシミュレーション環境のものに変わります。
シミュレーション ブラウザには、シミュレーション オブジェクト用のさまざまなフォルダがあります。それらは、次のようにシミュレーションと関係しています。
固定フォルダ | 自由度のないコンポーネント |
可動グループ フォルダ | 自由度のないコンポーネントを力が適用されたときのシミュレーションへ加えることができます。 各可動グループには特定の色が割り当てられます。可動グループ フォルダを右クリックして、[カラー可動グループ]をクリックすることで、コンポーネントを含んでいる可動グループを視覚的に特定することができます。 |
標準ジョイント フォルダ | ダイナミック シミュレーション環境を開始したときに、自動拘束変換によって作成されたジョイント。関連する拘束は、子ノードに表示されます。 |
各種ジョイント フォルダ | 標準ジョイント以外のジョイントは、すべてそれらのジョイント タイプ専用のフォルダに作成されて配置されます。関連する拘束は、子ノードに表示されます。 |
外部荷重フォルダ | 定義した加重は、重力を含み、このフォルダに表示されます。 |
これらのジョイントは、アセンブリ拘束スキームに従って自動的に作成されます。メイト拘束が解析され、拘束スキームに最も適したジョイントが判定されます。
拘束の自動変換は、無効にして、シミュレーションを実行するもののみを手動で変更することができます。ただし、自動拘束変換をオフにすると、すべての既存ジョイントが削除されます。これには手動で作成したジョイントも含まれ、それによってすべての自由度が失われます。
自動拘束変換を無効にするには、 [ダイナミック シミュレーション]タブ [管理]パネル [シミュレーション設定] の順にクリックします。 [拘束を標準ジョイントに自動変換]の横のチェック ボックスをオフにし、このオプションを無効に設定します。プロンプトが表示されたら、[はい]をクリックし、ダイアログ ボックスで[OK]をクリックします。アセンブリ内にあるすべてのジョイントが削除されます。
自動拘束変換を元どおりに有効にするには、[シミュレーション設定]コマンドをクリックし、[拘束を標準ジョイントに自動変換]オプションをオンにします。
拘束スキームにコントロールされているモーションを表示するコンポーネントには、関係ビルドがあり、このコンポーネントは関係に従ってグループ化されます。
コンポーネント間に剛性の関係が存在する場所で、ソフトウェアによる溶接されたグループの作成が可能です。溶接されたグループのメンバ間には自由度は存在しません。
グループ内のすべてのメンバにはソフトウェアによって色が割り当てられます。このフィーチャを使用することにより、可動グループのメンバを容易に特定できます。