Autodesk Inventor 標準のアセンブリ、ルートと配管、およびポジション リプレゼンテーションに変更処理を行うと、既定ではチューブ&パイプ アセンブリが自動的に更新されます。チューブ&パイプ アセンブリ全体の更新時間を短縮するため、チューブ、パイプ、およびホース コンポーネントを含む自動更新を保留することができます。
更新を保留することにより、個々のルート、配管、またはチューブ&パイプ配管サブアセンブリに対する変更の影響を、再設定の前に確かめることができます。
特に大規模なチューブ&パイプ配管アセンブリの場合は、以下の場合に自動更新を保留できます。
チューブ&パイプの更新の保留には 3 つのレベルがあります。
[すべてのチューブ&パイプの更新を保留] |
チューブ&パイプ配管アセンブリ レベルで使用できます。標準の Autodesk Inventor アセンブリ内の通常パーツを編集する場合、またはポジション リプレゼンテーションを編集する場合は、すべてのチューブ&パイプ更新を保留します。[すべてのチューブ&パイプの更新を保留]チェック ボックスをオンにすると、次のようになります。
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[ルート オブジェクトのみ] |
チューブ&パイプ配管アセンブリまたは個々の配管がアクティブなときに使用できます。パイプ配管全体、または指定したルートの自動更新を保留することができます。[ルート オブジェクトのみ]チェック ボックスをオンにすると、関連付けられたルートと配管が中心線表示されます。基礎コンポーネントは非表示にされ、変更に反応しません。 チューブ&パイプ配管アセンブリ レベルの[チューブ&パイプ設定]ダイアログ ボックスで[すべてのチューブ&パイプの更新を保留]チェック ボックスをオンにしているときは、無効にされます。 |
[すべてのチューブ&パイプ オブジェクト] |
チューブ&パイプ配管アセンブリまたは個々の配管がアクティブなときに使用できます。パイプ配管全体か、指定のルートを、完全に更新することを許可できます。[すべてのチューブ&パイプ オブジェクト]チェック ボックスをオンにすると、関連付けられたルートと配管が設定済みとして表示され、自動的に変更に反応します。 チューブ&パイプ配管アセンブリ レベルの[チューブ&パイプ設定]ダイアログ ボックスで[すべてのチューブ&パイプの更新を保留]チェック ボックスをオンにしているときは、無効にされます。 |
[表示設定]一覧を使用すると、チューブ&パイプ配管アセンブリの変更、または Autodesk Inventor 標準アセンブリ内の通常パーツの変更に対して、ルートや配管を完全に更新するかどうかを決めることができます。
[チューブ&パイプ スタイル]ダイアログ ボックス [表示]タブでは、パイプ コンポーネントの外観を決めることができます。ルートを設定すると、パイプ コンポーネントの外観を使用して最終的なルートが表示されます。
Autodesk Inventor の標準アセンブリが開いたら、 [ツール]タブ [オプション]パネル [アプリケーション オプション] [アセンブリ]タブで、Autodesk Inventor の標準アセンブリ全体に対する変更を保留することができます。これはチューブ&パイプの更新の保留には影響を与えません。
図面環境では、 [ツール]タブ [オプション]パネル [ドキュメントの設定] [図面]タブで[更新を保留]チェック ボックスをオフにすると、個々の配管またはルートの自動更新を保留できます。その場合、ルートおよび配管は、アセンブリ環境で自動更新を許可するまで、チューブ&パイプ図面の中で元の状態が保たれます。