溶接ビード フィーチャのタイプ

Autodesk Inventor の溶接ビード フィーチャには、ビード線、ビード ソリッド、およびソリッド開先溶接があります。どのタイプの溶接ビードも、溶接フィーチャ グループにのみ含めることができます。それぞれが一意のアイコンでブラウザに表示されます。

溶接は、溶接仕様を取り込み、選択したジオメトリにその仕様を関連付けて、溶接記号を表示します。ビード線とソリッド溶接の記号は、図面ビューで自動的に修復および作成されます。また、ソリッド ボディのすみ肉溶接の軌跡の注記を自動的に生成することもできます。

溶接記号は、溶接ビードの作成時に同時に作成することも、別途作成することもできます。

ビード線とソリッド溶接の違い

ビード線は、グラフィックス要素として作成されます。これらのグラフィック要素によって、モデルのエッジの外観が変更され、エッジが溶接されたことが示されます。ビード線では、溶接フィーチャの詳細な説明を含む標準溶接記号も作成されます。この場合、実際の溶接ビードのジオメトリは作成されず、マス プロパティの計算にはおおよその質量が使用されます。このような特性から、ビード線は、さまざまな溶接タイプを簡単に表すことができます。

ソリッド溶接は、溶接仕様を使用して、アセンブリの溶接において溶接ビードと溶接記号の 3D 表現を作成します。ソリッド溶接ビードは、マス プロパティの計算に影響するモデルに材料を追加します。ソリッド溶接は、干渉チェックやマス プロパティに対する溶接の影響が重要となる設計に有用です。

ビード線の矢の側と反対側の両方について、さまざまな溶接のタイプと値を定義できます。ソリッド溶接の矢の側とその反対側には、異なる値を定義できます。

ビード線とソリッド溶接のワークフローの違い

すべてのタイプの溶接フィーチャで、溶接仕様の機能のすべてを使用できます。主な違いは、ビード線はエッジを選択して作成するのに対し、ソリッド溶接は面を選択して作成するという点です。

溶接準備は、ソリッド溶接ではオプションですが、ビード線では不要です。ビード線記号には、選択したエッジに必要な溶接の準備の記述が含まれます。