シート メタル材料の曲げテーブル

Autodesk Inventor でシート メタル フィーチャを展開してフラット パターンを生成するには、均一に適用された線形 K ファクター、曲げテーブル、またはカスタム展開計算式を使用します。曲げテーブルでは、特定(非線形)の装置の動作が考慮されるため、曲げテーブルを使ってモデルから生成された単品パーツの公差は曲げモデルに近くなります。

曲げテーブルは、曲げ推定値を行と列に配置したテーブルです。各行には曲げ角度が指定され、各列には曲げ半径が指定されます。Autodesk Inventor では、展開時に、特定のエントリに対応する曲げ半径や曲げ角度がない場合は、テーブル内の隣接する値を補間します。

曲げテーブル ファイルには、材料または厚さが異なる複数の曲げテーブルを入れることができます。一般に、曲げテーブル ファイルには、使用するシートの厚さごとに 1 つの曲げテーブルがあります。たとえば、アルミニウムと鋼鉄の変形特性は異なるため、材料のタイプごとに別々の曲げテーブル ファイルを作成しなければなりません。

Autodesk Inventor には、曲げテーブルを作成および編集するための統合エディタがあります。テキスト エディタやスプレッドシートを使用して曲げテーブルを編集することもできます。統合エディタは、テキスト ファイルやスプレッドシートの使用をサポートします。必要に応じてテキスト ファイルをインポートしたり、セルの範囲を貼り付けることができます。サンプルの曲げテーブルのテキスト ファイルとスプレッドシートが次の場所にあります。

曲げテーブルは、ASCII テキスト ファイル(*.txt)として保存されます。

注: 特定のパーツの曲げテーブルには、そのパーツ内で使用されている角度の行のみを含める必要があります。パーツに使用されている曲げ半径が 1 つだけの場合、曲げテーブルに含める列は 1 つだけです。パーツに同じ曲げ半径を持つ 90 度の曲げしかない場合、均一に適用された K ファクターの値を調整する方が、曲げテーブルを使用するよりも便利です。生産現場の機械に有効な曲げテーブルには、あらゆる範囲の角度と曲げ半径が含まれています。高い精度を保証するには、このようなテーブルの各セルに計測されたサンプル データを含める必要があります。