モデルのグラフィックス表示は、モデルのビューまたはシーンと呼ばれます。ビューは、表示スタイル、グラウンド面、グラウンドの反射、影、照明、およびカメラの投影に適用する設定に基づいています。
エンジニア ノートブックでは、ノートの個々のビューやすべてのビューの表示スタイルを変更できます。
シーン(グラフィックス領域の表示内容)は、ハードウェア レンダリングまたはソフトウェア レンダリングのいずれかを使用して表示されます。ハードウェア レンダリングは、設計時およびデータ使用のために最適化されています。ソフトウェア レンダリングはマシンの使用可能なコア プロセッサをすべて使用して、豊かなリアルタイム視覚化環境を提供するように最適化されています。
グラウンドの反射は、モデル ビューに対する奥行きや次元の感覚を表現します。現在のカメラ アングルからは見えないフィーチャを表示できます。
アクティブなドキュメントのグラウンドの反射は、ドキュメントごとにオンにしたり、開いているすべてのモデルに対してオンにすることができます。すべてのモデルに適用するには、[アプリケーション オプション]の設定を使用します。
照明は、モデルの外観にドラマチックに影響を及ぼし、設計を表現する上で重要な役割を演じます。照明の方向、色、明るさの兼ね合いによって設計が補完されます。また、照明はシーン内の影に影響を与えます。
照明スタイルはイメージ ベースの照明をサポートし、モデルを周囲の環境に表すことができます。視覚化の作業では、補完的な照明を選択し、スタイルを最適に調整するように修正することが重要です。各ドキュメントでは、それぞれ 1 つのアクティブな照明スタイルをサポートしていて、修正することができます。照明スタイルを修正する前に、使用する影のオプションを表示して、正確であるか確認してください。
詳細については、「照明スタイル」のトピックを参照してください。
影付き、オブジェクトの影、および間接光の影を、個別または一括して適用することで、モデルの外観を際立たせたり明瞭にすることができます。たとえば、複雑な形状を操作して微細なディディールを表現する場合は、間接光の影とオブジェクトの影を使用するとよいでしょう。影付きは、方向の感覚を表現することができます。影のオプションをすべてオンにすると、最もリアルな結果が得られます。
モデリング時に、サーフェスの複雑さを軽減するため、ソリッド サーフェスのモデリング タスクでテクスチャの表示をオフにすることができます。「テクスチャ オン」と「テクスチャ オフ」を参照してください。
直交投影または透視投影のいずれかを選択します。モデリングするときに最も使いやすいのは、多くの場合、直交投影です。リアルなイメージを作成する際は透視投影がビュー投影として推奨されます。
断面図は、フィーチャの内部を表示するために、モデルの一部をグラフィカルに切断したものです。
アプリケーション オプションによって、最初のビューの外観を制御できます。すべてのドキュメントを特定の表示スタイルで開くように指定したり、個々のドキュメント レベルでドキュメントを開く際の表示スタイルを指定できます。各ドキュメントは、前述の要素に関する特定の表示外観パラメータを伝達できます。他のモデルがどのように表示されるのかにかかわらず、表示する方法でドキュメントを開くには、ドキュメントの外観コントロールを使用します。
ビューの各要素は、リボンの[表示]タブの[外観]パネルにある各コントロールを使用して一時的にオーバーライドすることができます。リボンから行った変更はシーン要素を一時的にオーバーライドし、ドキュメントやアプリケーションの外観設定には保存されません。
ビュー効果設定のアクセス ポイントは、照明スタイルや影など、各リストの下部にあります。[設定...]をクリックすると、そのビュー効果に関するドキュメント ベースのダイアログ ボックスが開きます。設定を保存すると、修正内容がドキュメントに即座に表示されて残ります。