アセンブリに接触セットを追加して、動きに制限を設定します。接触セットを使用すると、現実の世界と同じように、ボディが衝突したときに動きが止まります。計算が遅くなるのを避けるために、接触セット内のコンポーネントの数を必要なものだけに制限します。
- ¥Tutorial Files¥Cylinder Clamp にある Cylinder Body Sub_Assy.iam ファイルを開きます。
- アセンブリ上の青色のシャフトをマウスの左ボタンでクリックしながらドラッグします。シャフトを線形方向および回転方向に移動できます。また、ボディからピストンとシャフトを完全に引く抜くこともできます。この線形/回転自由度は、ピストンが上位レベル アセンブリ内を移動できるようにするための意図的なものです。
先に進む前に、[元に戻す]を使用して、ファイルを開いたときにあった位置にピストンを戻します。
- リボンで、
[検査]タブ
[干渉]パネル
[アクティブ接触ソルバ]
の順にクリックします。コマンドがアクティブになりますが、接触セットに属しているコンポーネントはまだありません。
- ブラウザで、次の各コンポーネントを右クリックするか、グラフィックス領域で各コンポーネントを右クリックします。右クリック メニューの[接触セット]を有効にします。
-
Cylinder Head Cover_Front
-
Cylinder Head Cover_Back
-
Piston
- ピストン シャフトを押したり引いたりします。ピストン本体の動きは、正面および背面シリンダ ヘッドとの物理的接触によって制限されます。
注: マウスをすばやく動かすと、ピストンにシリンダ カバー ボディを貫通させることができます。この意図的な動作によって、接触セットのメンバーを閉じたボディの内外に移動することができます。
- ピストンを、その行程の最後まで引き出します。[干渉]パネルで、[アクティブ接触ソルバ]を再びクリックして非アクティブにします。
- Cylinder Body を右クリックし、[有効]をオフにして、内部パーツを選択しやすくします。
[有効]をオフにすると、コンポーネントは参照用として透過表示され、選択できなくなります。有効でないコンポーネントは、ブラウザに緑で表示されます。コンポーネントを再度有効にするには、ブラウザでコンポーネントを右クリックして、[有効]をクリックします。
- [ジョイント]コマンドを起動します。ダイアログ ボックスが表示されない場合は、ミニ ツールバーの 3 つのドット(...)を押して開きます。設定は変更しないでください。
- 次の図に示すように、[Cylinder Head Cover - Back]の終端面をクリックします。
- アセンブリを回転させるか、[他を選択]を使用してピストンの背面を選択します(前図を参照)。
ジョイント タイプの既定が[回転]または他のジョイント タイプの場合は、ドロップ ダウンをクリックし、[円柱状]のタイプを変更します。
- [詳細]をクリックし、次を指定して線形位置を制限します。
[開始]をオンにして[0 mm]の値を指定します。
[終了]をオンにして[35 mm]の値を指定します。
- [OK]をクリックすると、ジョイントが作成され、ダイアログ ボックスが閉じます。
ピストンロッドをドラッグします。ピストンが両端で停止します。
- ブラウザで、Cylinder Bodyを右クリックして[有効]を選択します。
[限界]の設定を使用して、動きの範囲を変更してみます。ブラウザでジョイントを編集します。[ピストン]を展開し、[円柱状]のジョイントを右クリックし、[編集]を選択します。
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