サーバ上に格納されているコンテンツ センター ライブラリ

作業グループの環境では、Autodesk Vault Server 上にコンテンツ センター ライブラリが保存されます。ライブラリは、プロジェクト内に構成する前に、サーバ上にインストールおよびセットアップしておく必要があります。

ライブラリをサーバ上にセットアップするには、サーバ コンソールを使用します。コンテンツ センター ライブラリを作成、アタッチ、インポート、エクスポート、アタッチ解除、削除したり、ライブラリ ステータスを変更することができます。ライブラリ設定を変更するには、管理者アクセス権が必要です。

サーバ コンソールを実行するには、[スタート] [プログラム] [Autodesk] [Autodesk Data Management] [Autodesk Data Management Server Console [バージョン番号]]の順に選択します。

ヒント: 共有環境でコンテンツ センター ライブラリと Inventor ファイルに別のサーバを使用します。2 台のコンピュータに Vault サーバをインストールし、1 台を Inventor ファイルの Vault サーバとして、もう 1 台をコンテンツ センター ライブラリのサーバとして使用します。

サーバ コンソールでの管理タスク

サーバ コンソールでは次の操作を実行できます。

ヒント:

サーバでのコンテンツ センター ライブラリの設定

インストールによって、ANSI、DIN、ISO、JIS、GB、その他の国際規格に準じたライブラリが提供されます。Parker ライブラリには、チューブ&パイプ継手用 Parker で使用されるパーツが格納されています。PEM 締結部ライブラリの大部分を占めるのは、シート メタル締結部品です。

コンテンツ センター ライブラリは、Autodesk Data Management Server が実装されているコンピュータにのみインストールすることができます。コンテンツ センターのインストールをカスタマイズしたり、インストール対象のライブラリを選択することができます。後で、インストールしなかったコンテンツ センター ライブラリを必要に応じて追加できます。その場合は、インストレーション CD を実行して、インストールするライブラリを選択します。

インストールしたライブラリを使用しない場合は、サーバ コンソールを使用して、そのライブラリをアタッチ解除します。ライブラリは削除されませんが、コンテンツ センター内で使用不可になります。必要であれば、後で再び同じライブラリをサーバへアタッチできます。

コンテンツ センターの既定のライブラリは読み取り専用で、編集できません。この読み取り専用スタータスは変更できません。

Vault または他のデータ管理環境の標準パーツ

アセンブリのコンテンツ センター パーツを更新する

コンテンツ センター ファイルの格納場所

旧バージョンからのマイグレーション

Autodesk Inventor インストレーション ウィザードでは、旧バージョンのコンテンツ センターまたは Vault データベースが自動的に検出されます。コンピュータ上で、Autodesk Inventor 2008 または 2009 の読み取り/書き込み可能ライブラリが検出されると、ダイアログ ボックスが表示されます。ライブラリをマイグレートするためのインポート オプションをオンにします。さらに、以前のすべての Vault データベースが認識され、更新されます。

注:

サイドバイサイド環境

サイドバイサイド環境では、Vault サーバ上の 3 つの最新バージョンの Autodesk Inventor から、コンテンツ センター ライブラリを保管、アクセスすることができます。各ライブラリは、サーバ上の対応するパーティションに保存されます。

サイドバイサイド環境を設定するには、新しいバージョンのサーバおよび Inventor をインストールします。その後、次の手順を続けます。

  1. ユーザ ライブラリをサーバ上の適切なパーティションにコピーします。Autodesk Inventor の各バージョンは、対応するパーティションに含まれているライブラリにのみアクセスできます。
  2. Autodesk Inventor の旧バージョンの Client Update パッチをインストールします。
  3. Autodesk Inventor で、プロジェクトを編集または作成します。コンテンツ センター ライブラリを設定し、個別のプロジェクトでコンテンツ センター ファイル フォルダを設定します。
    注: Inventor のバージョンごとに別々のコンテンツ センター ファイル フォルダを使用する必要があります。バージョンの異なる Inventor によってコンテンツ センター ファイルが共有されると、アセンブリ内で予期できない標準パーツの置換が行われます。