フレーム解析ブラウザ

フレーム解析 ブラウザ は機構の要素を表示します。各要素にアクセスして、選択、変更、または削除することができます。

アセンブリ内では、フレーム解析ブラウザにドキュメント名とその配下の一意のシミュレーション ノードが表示されます。コンポーネントには複数のシミュレーションを作成できます。各シミュレーション ノードには、ノード、梁、材料、断面、リジッド リンク、リリース、拘束、荷重、結果、およびステータスのサブフォルダが含まれます。

コンポーネント ノードには、指定したビュー リプレゼンテーションに従って、アセンブリ コンポーネントが表示されます。フィーチャをブラウザ内で選択し、その選択に荷重と拘束を適用することができます。ブラウザでフィーチャを選択すると、モデル内でそのフィーチャがハイライト表示されます。

各シミュレーションには、異なる材料、荷重、拘束、および対応する結果を指定できます。結果ノードを展開して、表示する結果を選択します。このグラフィックス ウィンドウでは、シミュレーションの結果を表示し、反復して実行した結果を比較できます。非アクティブのシミュレーションに対するブラウザの背景は灰色になり、アクティブと非アクティブ状態が区別されます。

各ノードでは右クリック メニューを使用でき、そのコンテキストで使用できるコマンドが表示されます。

要素名

フレーム解析ブラウザには次のフォルダが含まれます。

アセンブリ

機構の名前。

[シミュレーション]

シミュレーション名(シミュレーション作成時に割り当てられる)、コロン(:)、およびオカレンスの番号。

ノード

「ノード」、コロン(:)、およびノードの番号(ノード作成順に割り当てられる)。

「梁」、コロン(:)、および梁の番号(梁作成順に割り当てられる)。

[材料]

オーバーライドされた材料のある梁のセットが含まれます。

[断面]

構造に含まれる断面タイプが一覧表示されます。

リジッド リンク

「リジッド リンク」、コロン(:)、およびリジッド リンク番号(リジッド リンクの作成順に割り当てられる)。

リリース

「リリース」、コロン(:)、およびリリースの番号(リリース作成順に割り当てられる)。

拘束

「固定拘束」、「ピン拘束」、「浮動ピン固定支持」、「カスタム拘束」、コロン(:)、および拘束番号(拘束作成順に割り当てられる)。

[荷重]

重力、「力」、「連続荷重」、「モーメント」、「曲げモーメント」、「軸モーメント」、コロン(:)、および荷重番号(荷重作成順に割り当てられる)。

[結果]

ユーザ作成の荷重図を含む、すべての結果グラフが含まれます。

ステータス

警告またはエラーのステータス メッセージが含まれます。

ブラウザの階層構造

レベル 1 レベル 2 レベル 3 レベル 4 レベル 5
[アセンブリ] [シミュレーション]    
    [ノード]  
      [ノード]
    [梁]  
      [梁]
    [材料]  
      [材料](上書き)
    [断面]  
      [断面](上書き)
    [リジッド リンク]  
      [リジッド リンク]
    [リリース]  
      [リリース]
    [拘束]  
      [固定]  
      [ピンで固定]  
      [浮動]  
      [カスタム]  
    [荷重]    
      [力]  
      [連続荷重]  
      [モーメント]  
      [軸モーメント]  
      [曲げモーメント]  
      [重力]  
    [結果] (スタティック シミュレーション)  
      [変位]
      [荷重]  
        [Fx]
        [Fy]
        [fz]
      [モーメント]
        [Mx]
        [My]
        [Mz]
      [垂直応力]  
        [Smax]
        [Smin]
        [Smax(Mx)]
        [Smax(My)]
        [Smin(mx)]
        [Smin(My)]
        [スラスト応力]
      [せん断応力]
        [Tx]
        [Ty]
      [ねじり応力]
        T
      [荷重図]
    [結果] (固定値シミュレーション)  
      [モード周波数]
        [F1 0.54 Hz]
        [F2 0.95 Hz]
        [F3 2.27 Hz]
        [F4 4.15 Hz]
        [F5 6.70 Hz]
        [F6 7.27 Hz]
        [F7 10.5 Hz]
        [F8 26.73 Hz]
        ...
    [ステータス]  
      [ソルバ]

ブラウザ ノードの右クリック メニュー コマンド

表示設定などの通常の右クリック メニューのほかに、フレーム解析環境固有の次の右クリック メニュー コマンドがあります。

ブラウザ ノード コマンド 説明
アセンブリ [シミュレーションを作成] 選択した新しいシミュレーション プロパティを変更できる[新規シミュレーションを作成]ダイアログ ボックスを表示します。
  [フレーム解析設定] 選択した新しいシミュレーション プロパティを変更できる[フレーム解析設定]ダイアログ ボックスを表示します。
[シミュレーション] [アクティブ化] 選択したシミュレーションをアクティブ シミュレーションにします。現在のシミュレーションが存在する場合は、非アクティブにします。
  [編集] 選択したシミュレーションのプロパティを変更できる[シミュレーション プロパティを編集]ダイアログ ボックスを表示します。
  [シミュレーション] 実際の入力の結果を得るためにシミュレーションを実行します。
  [シミュレーションをコピー] 選択したシミュレーションをコピーし、現在のドキュメント ブラウザに貼り付けて、アクティブ シミュレーションにします。
  削除 選択したシミュレーションを削除します。
ノード [カスタム ノード] 選択した梁にノードを追加できます。
[梁材料] 解析用に代替の材料を割り当てる、[梁材料]ダイアログ ボックスを表示します。
  [梁プロパティ] 解析用に代替の材料を割り当てる、[梁プロパティ]ダイアログ ボックスを表示します。
[材料] [梁材料] 解析用に代替の材料を割り当てる、[梁材料]ダイアログ ボックスを表示します。
[断面] [梁プロパティ] 解析用に代替の材料を割り当てる、[梁プロパティ]ダイアログ ボックスを表示します。
リジッド リンク [リジッド リンク] リジッド リンクを定義する、[リジッド リンク]ダイアログ ボックスを表示します。
リリース [リリース] リリースを定義する、[リリース]ダイアログ ボックスを表示します。
拘束 [編集] 選択したタイプに従った[拘束編集(入力)]ダイアログ ボックスを表示します。拘束は、作業の任意の段階で変更できます。
  [反力] 反力と反モーメントをレポートする、[反力]ダイアログ ボックスを表示します。
  削除 選択した拘束を削除します。
  [省略] 解析するコンポーネントから選択した拘束を除外します。
[荷重] [編集(荷重タイプ)] 選択したタイプに従った[編集(荷重タイプ)]ダイアログ ボックスを表示します。荷重パラメータは定義または変更できます。
  [省略] 解析するコンポーネントから選択した荷重を除外します。
  削除 選択した荷重を削除します。
[結果] アクティブ化 選択したシミュレーション結果を最新にして、グラフィックス領域に表示します。このコマンドは適用できない状況では無効になります。
  [シミュレーション] 実際の入力の結果を得るためにシミュレーションを実行します。

ブラウザ ノードの装飾

アセンブリ内のコンポーネントを変更し、フレーム解析環境に入ると、元のモデルが最新ではない梁およびノードのブラウザ ノードの左側に雷のステータス アイコンが表示されます。このアイコンは、シミュレーションや結果を更新するように警告します。

梁とノード

梁およびノード フォルダの下に、構造に含まれるノードと梁を表示することができます。

荷重と拘束

荷重および拘束フォルダの下に、加えた荷重や拘束を表示することができます。

リリースとリジッド リンク

リリースおよびリジッド リンク フォルダの下に、リリースとリジッド リンクの一覧を表示することができます。

[結果]

このフォルダは、定義した条件を考慮して、構造が実施したさまざまな解析を表示します。

解析結果をクリックすると、グラフィックス ウィンドウに表示されます。

モデル解析を実行すると、モード周波数フォルダが作成されます。

選択した梁の荷重図を表示したり、荷重図の尺度を調整するには、荷重図フォルダを右クリックします。

[ステータス]

このフォルダは、定義した条件を考慮して、構造が実施したさまざまな解析を表示します。

シミュレーションを作成し、アセンブリ フレーム モデルが自動的に梁とノードに変換されると、不十分な梁材料および断面の表示についてのメッセージが表示されます。

シミュレーションを実行すると、シミュレーションについてのすべてのメッセージが表示されます。

右クリックして[操作方法...]を選択し、[ヘルプ]ページを開くと、シミュレーションを実行すると発生する可能性のある警告とエラーの一覧が表示され、それらの解決方法が表示されます。