選択したスケッチ ジオメトリの属性は、[パーツおよびアセンブリ]で使用可能な[ジオメトリのプロパティ]ダイアログ ボックスを使用して表示したり、適用することができます。図面では[スケッチ プロパティ]という類似したダイアログ ボックスが使用可能です。選択されたジオメトリの色の変更は、そのジオメトリの選択が解除された後に表示されます。
新規または選択したスケッチ ジオメトリの属性は、[スケッチ プロパティ]ツールバーを使用して表示したり、適用することができます。このツールバーは、2D スケッチ モードではパーツ、アセンブリ、および図面に対して、3D スケッチ モードではパーツに対して使用できます。スケッチ モード以外でも、有効なスケッチ オブジェクトが選択されている場合は、パーツおよびアセンブリに対して有効になります。選択されたジオメトリの色の変更は、そのジオメトリの選択が解除された後に表示されます。
2D パーツ、3D パーツ、2D アセンブリ、および図面スケッチでのジオメトリの色は、最初は既定の設定によって決まります。既定の設定は次のとおりです。
- 線種は実線
- 線幅は 0.010 インチ(0.25 mm)
新しいスケッチ ジオメトリまたは既存のスケッチ ジオメトリについて、これらの設定を変更して、適切な視覚効果を得ることができます。
ユーザ定義のスケッチ ジオメトリの属性の特徴
ユーザ定義のスケッチ ジオメトリの属性には次のような特徴があります。
- スケッチ モードを終了した後も維持され、編集可能な状態で表示されます。
- 同一スケッチ内のジオメトリにコピーするか、別のスケッチに貼り付けるかにかかわらず、コピーしたジオメトリに保持されます。
- AutoCAD の図面形式は Autodesk Inventor に保持されます。ただし、すべての線種がサポートされているわけではありません。
ユーザ定義のスケッチ ジオメトリの属性は、次のジオメトリに適用されます。
- 新しく作成したスケッチ ジオメトリ
- [分割]コマンドで生成された曲線
- スケッチ構築ジオメトリ
- スケッチ中心線ジオメトリ
ユーザ定義のスケッチ ジオメトリの属性には、次のような特徴もあります。
- 基準ジオメトリの属性を変更しても、既存のミラー化したジオメトリまたはパターン化したジオメトリは変更されません。ただし、新しくミラー化、あるいはパターン化するジオメトリは、基準ジオメトリと同じ属性になります。
- 新規に作成するフィレットまたは面取りには、ユーザ定義した属性ではなく、既定の属性が適用されます。ただし、フィレットや面取りを作成した後で、その属性を変更することは可能です。
- オフセット スケッチ ジオメトリには適用されません。
- テキストには適用されません。