ジョブマネージャ

ジョブマネージャは、解析の実行に関連するタスクの一部を管理します。

解析を開始すると、ジョブマネージャによってローカルコンピュータで次の処理が行われます。

指定された一時作業ディレクトリのサブディレクトリにスタディファイルをコピーします。このディレクトリは、通常、ローカルディスク上にあります。これによって、特にプロジェクトディレクトリがネットワークドライブに配置されている場合に、大きなファイルの読み取りおよび書き込みの際のディスクアクセスが最適化され、ファイルロックの問題が回避されます。
解析順序にある最初の解析で、たとえば flow.exe や cool.exe などの関連する実行ファイルを実行し、必要なコマンドラインパラメータを指定します。
解析の進捗状況を監視し、完了するまで待機します。
解析が完了したことが記録され、プロジェクトビューペインの該当するアイコンが色づけされます。
解析順序の以降の各解析に対して手順 1～4 を繰り返します。
結果は、ジョブマネージャ接続を経由して、Synergy によって一時ディレクトリからプロジェクトディレクトリに転送されます。

ジョブマネージャの機能

ジョブマネージャでは、必要に応じて、次のタスクも実行できます。

解析が失敗したことを検出して報告する。
バッチキューの実行時には、必要に応じてライセンスが予約される。ジョブがキューの先頭になったときに、必要なライセンスが使用中である場合は、ジョブはそのライセンスが使用可能になるまで待機する。
ジョブサーバー として設定されたネットワーク上の他のマシンで、解析の開始および管理をする。これにより、解析を開始するためのユーザーインターフェースのない、サーバーのみのプラットフォームでも解析が可能となる。
ユーザーによる解析の中止
バッチキュー に割り当てた解析をリストから順番に実行できる。
注: 「優先ジョブ」として送信されたジョブは、バッチキューに送信された他のジョブより優先され、バッチキューで同時に実行するジョブ数が減少します。
バッチキューは、特定の日時に開始する。
実験計画法、ランナーバランス、または成形プロセス最適化解析を自動的に開始する解析(実験)をジョブサーバーの特定のプールに分散させ、各実験の完了状態を元の解析に報告する。
実行中または待機中の解析の優先度の変更
指定された日数より古いファイルを一時作業ディレクトリから削除

ジョブマネージャの操作とその機能へのアクセスは、[ジョブマネージャ]ダイアログボックスで実行できます。このダイアログボックスにアクセスするには、 ([ホーム]タブ > [解析]パネル > [ジョブマネージャ])をクリックします。