Revit モデルを転送する

Autodesk eTransmit for Revit アドインを使用して、Revit モデル、そのリンク ファイル、外部ファイルをパッケージ化し、別のユーザに送信します。

重要: 転送処理中、eTransmit は、ディスクに保存されているホスト モデルとリンク ファイルのバージョンをコピーします。eTransmit を実行する前に、必ずファイルに変更を保存してください。

モデルと依存関係を選択する

  1. すべてのモデルが閉じていることを確認します。[アドイン]タブのeTransmitパネルで、[モデルを転送]をクリックします。
  2. 転送するモデルを選択します。
    • [参照]をクリックして、転送する Revit モデルの場所にナビゲートします。
    • 1 台以上の Revit Server に接続中に Revit Server モデルを転送する場合は、[Revit Server を参照]をクリックして、転送するモデルの場所にナビゲートします。
  3. モデル(*rvt)ファイルを選択し、[OK]をクリックします。
  4. [転送するモデルの保存先]で[フォルダを参照]をクリックし、転送するファイルを保存する場所にナビゲートします。

    Autodesk eTransmit for Revit で、選択したフォルダの下にサブフォルダを作成します。サブフォルダの名前には、モデル名と現在日時が付けられます。たとえば、hospital_local という Revit モデルを保存する場所として My Documents/eTransmit を選択する場合、そのファイルは My Documents/eTransmit/hospital_local_2012-4-21_01.12.00 に保存されます。

  5. 既定では、[転送レポートとエラー レポートを含めます]のオプションが選択されています。このオプションを選択すると、(選択した転送オプションに応じて)2 種類のレポートが生成され、転送ファイルと同じフォルダにコピーされます。
    • 転送レポートには、次の内容が一覧で示されます。
      • ホスト Revit モデル
      • 正常に転送された従属ファイル
      • 特定できなかったか含めることができなかった従属ファイル
      • 転送プロセス中に発生したエラー
    • 次の場合、Revit モデルのエラー レポートには、エラー メッセージと関連するモデル要素一覧で表示されます。
      • Revit のアクティブ バージョンでモデルを開くように選択する(転送オプション)
      • アップグレード処理中にエラーが発生した
    これらのレポートを生成しない場合は、[転送レポートとエラー レポートを含めます]オプションをオフにします。
    重要: このオプションをオフにすると、eTransmit のアップグレードと転送の処理中に発生したエラーは記録されません
  6. 転送プロセスに含める従属ファイルのタイプを指定します。
    選択対象 次の操作を実行します...
    リンクされている Revit モデル ホスト モデルにリンクされている Revit モデル、およびこれらのファイルにリンクされているすべてのモデルのパスが変更され、保存場所にコピーされます
    CAD リンク ホスト モデルにリンクされている CAD ファイルのパスが変更され、保存場所にコピーされます。
    注: CAD モデルにリンクされている相互参照は転送されません。

    読み込まれた CAD ファイルは Revit プロジェクトに完全に格納されているため、個別のファイルとしては含まれません。

    DWF マークアップ ホスト モデルにリンクされている DWF マークアップのパスが変更され、保存場所にコピーされます。
    デカル転写イメージ ファイル
    • モデルで使用されているデカル転写イメージ ファイルは保存場所にコピーされます。
    • これらのファイルを含めると、レンダリングの精度を最大限に高めることができますが、ZIP で圧縮したファイルの全体サイズが大きくなる可能性があります。
    • これらのファイルを含めないと、デカル転写イメージはモデルで空白として表示されます。
    外部キーノート ファイル モデルで参照されているキーノート テーブルは保存場所にコピーされます。含まれていない場合、既存のキーノートには最後に保存された値が表示されます。
    重要: 現在、Autodesk eTransmit for Revit では一部のファイル タイプが保存されません。「モデルを転送するときに自動的に追加されないファイルの種類」を参照してください。
  7. 次の転送オプションを選択します。
    • モデルを開かずに転送(高速): Revit バージョン 2012 以降にアップグレードおよび保存されている Revit(.rvt)モデルを転送します。
    • Revit のアクティブなバージョンでモデルを開いて保存: モデルとリンク モデルを現在のリリースにアップグレードします(Revit リリース 2012 以降のモデルだけをアップグレードできます) 。このオプションを選択すると、転送に時間がかかります。
  8. モデルを開いて保存するように転送オプションを選択した場合は、[未使用をすべて削除]を選択することもできます。

    このオプションは、未使用のファミリ、マテリアル、その他のオブジェクトをモデルとリンク モデルから削除し、ファイル サイズを小さくします。

  9. 既定では、[次回 eTransmit を使用するために、これらの設定を保存します]のオプションが選択されています。現在のモデルおよび依存関係の設定を既定の設定として保存しない場合は、このオプションをオフにします。
  10. [モデルを転送]をクリックします。

    Autodesk eTransmit for Revit では、ファイルのパスを変更して、ターゲット フォルダに保存します。選択されている転送オプションに応じて、使用されていないオブジェクトがモデルから削除され、ターゲット フォルダに保存される前にモデルが更新されます。

    注: 処理中にキャンセルすると、Autodesk eTransmit for Revit は保存フォルダにコピーされたすべてのファイルを削除して、フォルダを削除します。
  11. 転送するために選択したホスト モデルが開かれていて、保存されていない変更がある場合は、次のいずれかのオプションを選択するように促すメッセージが表示されます。
    • 変更を保存せずに続行: 現在の変更を含めずにモデルが転送されます。
    • 転送をキャンセル: 転送プロセスをキャンセルします。

      変更を含めてモデルを転送するには、[eTransmit]ダイアログで[キャンセル]をクリックして、開いているモデルへの変更を保存し、もう一度[モデルを転送]を選択します。

  12. 転送プロセスが完了すると、確認のダイアログが表示されます。
    • [OK]をクリックして、ダイアログを閉じます。
    • 転送されたファイル、転送レポート、エラー レポートを表示するには、[フォルダを開く]をクリックします(推奨)。
    • エラー メッセージが表示される場合は、「eTransmit プロセスのトラブルシューティング」を参照してください。
  13. (省略可能)保存したフォルダからモデルを開いて、ファイルが正常に転送されたことをテストします。
    注: モデルをアップグレードするように選択した場合、アップグレード プロセスで検出されなかったエラーが追加で発生することがあります。手動でのアップグレードと同様にエラーを解決します。警告やエラーを解決すると、受信者がモデルを開きやすくなります。
  14. フォルダを ZIP で圧縮し、電子メール、FTP、または別の方法でファイルを送信します。