演習1

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この演習では、デザイン スタディ マネージャを使用して CAD モデルを Autodesk Simulation CFD で起動する方法について学びます。Autodesk Simulation CFD インタフェースの各要素を確認し、モデルの操作方法、モデル構成部品の選択方法、オブジェクトの表示と非表示の切り替え方法について簡単に説明します。

注: このデザインスタディの目的は、車のキャビン内の空気の流れを調べ、HVACシステムがキャビン内を十分かつ均一に冷却しているかを確認することです。その後、Autodesk Simulation CFD を使用して別の設計案を検討し、冷却の質が改善するかどうかを判断します。

まず、第2章からの問いに答えます:

この設計について必要な情報

  • 動作条件は?
    • 37° C (100° F) 環境におかれた車の車内に100 m3/h (60 CFM) のブロワーが 20° C (68° F) の空気を供給します。
  • この設計に使用される材料は?
    • 車体はスチール、タイヤはゴム、窓はガラス、内装はカスタム材料です。

この設計のパフォーマンスについて必要な情報

目標を達成するためにこの設計で変更できること

1. CAD でモデルを開きます。

ジオメトリ ファイルの場所は、「概要」のトピックで圧縮モデル ファイルを解凍したフォルダのサブフォルダ Autodesk Simulation CFD 2014 Fundamentals¥<CAD> です。この演習の目的上、ファイルは最上位の C: ドライブに解凍したものとみなします。

お使いのCADシステムに対応したふぁおるだからcarアセンブリを開きます。ジオメトリ ファイル(ACIS または Parasolid)を使用している場合は、デスクトップから Autodesk® Simulation CFD を起動し、次のステップ 3 の説明に従ってファイルを開きます。

右ハンドルのコンフィギュレーション

車のデフォルトコンフィギュレーションは左ハンドルです。各CADモデルに、右ハンドルコンフィギュレーションが含まれています。右ハンドルの車両で作業したい場合には、お使いのCADシステムに対応した以下のステップに従ってください。

CAD システム

代替(右ハンドル)モデルを開く手順

Autodesk® Inventor

console 部品(または console-r 部品)を編集し、Right Steering WheelRemove Left Steering Wheel の 2 つのフィーチャを抑制解除します。

Pro/Engineer

モデルツリー上で、console部品を右クリックして抑制します。console-r部品を右クリックして表示します。

SolidWorks

コンフィギュレーションタブで、Right Steering Wheelをダブルクリックします。

UG NX

Edit Arrangementsテーブルを開き、Right Hand Steeringをダブルクリックします。

2. Autodesk Simulation CFD で起動します。

CAD

起動方法

Autodesk® Inventor

Autodesk Simulation CFD 2014]タブをクリックし、[アクティブ モデルを起動]を選択します。

Autodesk® Inventor Fusion

Autodesk Simulation CFD タブのAutodesk Simulation CFDを選択します:

PTC Creo および Pro/Engineer

[Autodesk Simulation CFD 2014]メニューを開き、[アクティブ モデルを起動]を選択します。

Solid Works

[Autodesk Simulation CFD 2014]タブをクリックし、[アクティブ モデル]を選択します。

UGNX

Analysis_Launch Autodesk Simulation CFD:

3. デザイン スタディ マネージャで、デザイン スタディ、設計、シナリオに名前を割り当てます。

  1. デザインスタディ名= car
  2. 設計名 = Baseline
  3. [起動]をクリックします。

Pro/Engineerから起動すると、干渉があることを示すメッセージが表示されます。「はい」を選択して続行します。

4. 右上隅にある「X」をクリックして、[ジオメトリ ツール]ダイアログを閉じます。

ジオメトリ ツールについては、次の章で説明します。

5. 操作方法に慣れるため、次のテクニックを練習してください。

操作モードを CAD システムに設定するには

  1. アプリケーションメニュー(左上隅のボタン)を開きます。オプションをクリックします。
  2. 操作タブをクリックします
  3. 操作モードメニューからCADシステムを選択します
  4. OKをクリックします
  5. Autodesk Simulation CFD を終了してから再起動し、変更を有効にします。(設計スタディの変更を確認するプロンプトにははいを選択します。)
  6. デザイン スタディを開きます。
  7. 上記に説明された手順で変更を確認します。
注: 最初にPro/EngineerからMechanicaモードで起動した場合は、CADから再度起動する必要があります。
  1. マウスを使ってモデルを回転、パン、ズームします。
  2. マウスのスクロールホイールを使ってズームイン、ズームアウトします。ズームはマウスカーソルが中心となることに注意してください。
  3. マウスコントロール(Shift+左マウスボタン)を使って特定の領域をズームします。
  4. [一時ズーム]コマンドでズームを繰り返します([ナビゲート]パネル > [拡大]メニュー > [ウィンドウを拡大])。
  5. ズームを元に戻したり、やり直したりするには、前のビュー次のビュー(同じくナビゲートパネル)を使用します。
  6. ズームして全体を表示するには、拡大表示拡大メニュー)を使用します。
  7. モデルの表示をアウトライン、半透明に変え、再びシェーディングに戻すには、表示スタイルメニューを使用します。
  8. ViewCube を使用してモデルをさまざまな角度から確認します。
    • モデルの方向を変更するには、ViewCube のコーナー、エッジ、面をクリックします。
    • モデルを 90 °単位で回転するには、ViewCube 周囲の回転矢印を使用します。

モデルの操作についての詳細...

6. オブジェクトの選択と選択解除を練習します。

a. 車の上にマウスを置きます。マウスが部品の上に来ると、部品が緑色になります。

b. 車体をクリックし、マウスをモデルの外側に移動します。選択した部品が赤になります。

c. 選択した部品の上にマウスを置きます。色が黄色になります。

d. 車体をクリックすると選択解除されます。

e. マウスの左ボタンを押したまま、矩形をドラッグして車の端を囲みます。矩形と交差するすべての部品が最初緑になります。マウスの左ボタンを放すと赤になります。これは、選択した部品であることを示します。

f. 別の矩形をドラッグして、これらの部品を選択解除します。

g. 右クリックして、[すべて選択]を選択します。すべての部品が赤になります。

h. すべての部品を選択解除するには、右クリックし、[すべて選択取り消し]を選択します。

i. 選択モードをサーフェスに変更するには、右クリックし、[選択の種類] > [サーフェス]を選択します。

j. クリックとドラッグによるサーフェスの選択と選択解除を練習します。

k. すべてのサーフェスを選択するには、右クリックし、[すべて選択]を選択します。すべてのエンティティを選択解除するには、右クリックしてすべて選択解除を選択します。

7. オブジェクトの非表示と表示を練習します。

  1. 選択の種類を変更するには、右クリックして選択の種類> ボリュームを選択します。
  2. 部品を非表示にするには、部品上で右クリックして非表示を選択します。他の部品についても繰り返します。
  1. すべての部品を再表示するには、右クリックしてすべて表示を選択します。
  2. 部品を非表示にするには、[Ctrl]キーを押しながらマウスの中央ボタンをクリックします。他の部品についても繰り返します。
  3. すべての部品を再表示するには、[Ctrl]キーを押しながらグラフィックス ウィンドウ内(モデル外)でマウスの中央ボタンをクリックします。
  4. 前のステップを元に戻す、またはやり直すには、Ctrlキーを押しながらスクロールホイールをゆっくりと回します。これは誤って部品を非表示、表示してしまった場合に便利な機能です。
  5. サーフェスで作業するには、右クリックして選択の種類 > サーフェスを選択します。サーフェスの非表示、表示は上記の手順で行います。
  6. 最後に、右クリックしてすべて表示を選択します。

演習が終わりました。

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