熱快適性は、ASHRAE 標準 55-2004 に従い、次のように定義されます。
熱環境への満足感を表す心理状態。
熱快適性は、人々が住む空間のデザインやレイアウトの際に考慮すべき重要な要素です。例としては、事務所、自宅、図書館、競技場、デパートなどがあります。熱快適性は、居住者が環境を熱的に許容できるものと判断する特定の状況を特徴付ける方法です。
このステップでは、予測平均投票(PMV: Predicted Mean Vote)を使用して、居住者の熱快適性に関する、会場および換気方針の設計の影響を評価します。Autodesk® Simulation CFD は、特定のファクタ(局所の空気の流速、温度、衣服、新陳代謝率、湿度、放射熱交換など)を使用して PMV を計算し、空間内で人がどのくらい暖かいと感じたり寒いと感じるのかを特定します。
1. 居住者がシェーディング表示されていて、会場がアウトライン表示されていることを確認します。表示されない場合は、次の手順を実行します。
2. [結果]タブで[グローバル]をクリックします。
3. [グローバル]状況依存パネルで[Predicted Mean Vote]を選択して、表示する結果を「予測平均投票」に変更します。
値 |
感覚 |
-3 |
寒い |
-2 |
涼しい |
-1 |
若干涼しい |
0 |
どちらでもない |
+1 |
若干温かい |
+2 |
温かい |
+3 |
暑い |
一見して、居住者はそれほど不快には見えません。冬のシナリオの結果を比較する必要があるため、最初にサマリー イメージをキャプチャします。
3. サマリー イメージを保存するには、[結果]タブの[サマリー イメージ]をクリックします。
4. この時点でデザイン スタディを保存することをお勧めします。クイック アクセス ツールバーの[保存]アイコンをクリックします。