非線形材料による固有値解析プロセッサは、固有振動数 (モーダル)プロセッサと非常に似ています。このプロセッサは非線形材料モデルを扱うことができます。これは、超弾性または曲線材料モデルが必要な場合に便利です。この解析を実行するには、アクチュエータ、接触、結合、ダッシュボード、一般接触、滑車、スライダ、2D および 3D 機構運動要素パーツを非アクティブにする必要があります。
注:
- その他の非線形解析(MES 解析、非線形材料による静解析、および MES Riks 解析)で使用できるシェル要素定式化は、非線形モード解析においても使用可能です。非線形シェル要素を使用する場合の考慮事項は、非線形モード解析にもすべて適用されます。特に、要素定式化および高度なオプションを選択するときには、要素の薄さを考慮する必要があります。詳細については、「シェル要素」ヘルプ ページの「
シェル要素が厚肉か薄肉かを特定する方法
」セクションを参照してください。
- 完全に平坦なシェル要素構造に対して、[薄肉]要素定式化を使用する場合に、望ましくない非線形モード解析結果が生成される可能性があります。この問題を解決するには、[一般]シェル要素定式化に切り替え、[膜せん断項の低減積分]オプションを有効にします。
- 非線形材料による固有値解析の結果には変位が含まれますが、これらの変位はモード シェイプを視覚化する目的でのみ使用します。変位の大きさは互いに相関します。固有値解析は不特定の動的荷重による理論的な結果であるため、結果に絶対変位が含まれることはありません。
- 解析に絶対変位は存在しないため、絶対的なひずみや応力は存在しません。このため、非線形の材料特性は使用されません。モデル化された位置におけるパーツの剛性はモード解析で使用されます。