熱流束および熱源

熱流束および熱源の役割を次に示します。

  • 熱流束荷重は、解析中に熱を供給する、または熱を奪う節点またはサーフェスに適用されます。
  • 熱流束の方向は、[大きさ]フィールドの値の符号によって制御します。正の値を指定すると、モデルに熱が供給されます。負の値を指定すると、モデルから熱が奪われます。

サーフェス熱流束の適用

サーフェスを既に選択している場合は、表示領域を右クリックして、[追加]プルアウト メニューを選択できます。[サーフェス熱流束]コマンドを選択します。

熱流束をプレート要素に適用する場合に、その両側に適用する場合は、[両側に荷重を適用]チェック ボックスをアクティブにします。プレート要素の厚さには変更がないため、両側に荷重を適用することは、1 つの側に荷重を 2 回適用することに相当します。

非定常熱伝導解析を実行する場合、熱流束を適用する荷重曲線を[荷重曲線]ドロップダウン ボックスで選択します。[荷重曲線 0]を選択すると、値は解析全体で一定に維持されます。[曲線]ボタンをクリックして、荷重曲線エディタで荷重曲線を定義するか、[セットアップ][モデル セットアップ][パラメータ][解析パラメータ]ダイアログ ボックスを使用します。

注: 熱流束の大きさを指定するには、[解析パラメータ]ダイアログの[乗数]タブにある[熱伝達乗数]を使用します。

節点熱源の適用

頂点を既に選択している場合は、表示領域を右クリックして、[追加]プルアウト メニューを選択できます。[節点熱源]コマンドを選択します。

節点熱源について、その熱源の任意の大きさを指定します。節点熱源は、[解析パラメータ]ダイアログの[乗数]タブの乗数によって大きさを変更することができません。

非定常解析では、解析全体の節点熱源の大きさを制御する荷重曲線を指定します。この荷重曲線は、[解析パラメータ]ダイアログで定義する必要があります。荷重曲線を節点熱源に適用する時間を指定します。この指定時間までは、節点熱源による影響はありません。有効化時間になると、荷重曲線が時間 0 における係数で開始され、解析が終了するまで継続します。

ヒント: 複数のパーツが合流する重複した頂点への節点荷重の適用方法に関する情報については、「荷重および拘束」ページの「重複した頂点への荷重と拘束の適用」のコメントを参照してください。