荷重および拘束

注: 節点、表面、およびエッジの拘束、温度、変位、速度など、多くのタイプの荷重および拘束は、さまざまな解析タイプで使用されます。荷重または拘束の適用が各種の解析間で基本的に同じである場合は、プログラム ヘルプのこのセクションで説明します。ここでは、解析固有の小さな相違点についても説明します。特定の解析タイプの荷重または拘束の実装間で大きな相違点がある場合は、プログラム ヘルプの解析固有のセクションで説明します。利便性を高めるために、解析固有の荷重および拘束のページを参照できるリンクが用意されています。

一般的な考慮事項:

  1. 荷重および拘束は、FEA エディタ環境でモデルに追加します。荷重または拘束のタイプ、解析タイプ、要素タイプに応じて、頂点、エッジ、線、表面、またはパーツに適用できます。通常、最初に同タイプのエンティティを 1 つまたは複数選択します。次に、適切なリボン コマンドを選択するか、右クリックして表示されるコンテキスト メニューを使用して、目的の荷重または拘束を追加します。適用するエンティティを選択する前に、リボンで荷重または拘束のコマンドを実行することもできます。どちらのワークフローにも対応しています。
  2. 別の解析結果に基づき、 1 つのモデルへ複数の荷重が加えられる場合があります。この場合、2 つのモデルでメッシュを同じにする必要がある荷重もあれば、2 つのモデル間でメッシュを別々にすることができる荷重もあります。これらの必要条件については、それぞれの荷重のページを参照してください。
  3. 非線形解析および非定常解析では、荷重曲線を使用して、適用する荷重の大きさを時間の関数としてコントロールします。この点の詳細については、個別の解析タイプのドキュメントを参照してください。
  4. 一部の荷重は別の解析の結果に基づいてモデルに割り当てることができます。また一部の荷重では、2 つのモデルにおいてメッシュが同一のものである必要がありますが、一部の荷重では、2 つのモデルにおいてメッシュが相違することを許容する場合があります。これらの必要条件については、それぞれの荷重のページを参照してください。

重複した頂点への荷重と拘束の適用

FEA エディタでは、異なるパーツ間の境界において、常に独立した頂点(重複した頂点)が保持されています。2 つ以上の頂点が同一の座標(各パーツにつき 1 つの座標)に存在します。重複する頂点が(隣接部分の節点周辺に作成された長方形などで)選択され、接点荷重または拘束が加えられた場合、重複する頂点は以下のように処理されます。

接触のタイプが、節点の荷重または拘束が適用されたあとに変化する場合、共通の頂点の荷重または拘束は、動作が適切か確かめて、必要に応じて再実行してください。重複荷重または不明荷重は、状況に応じて発生し得ます。

重複した頂点で点選択法を使用している場合、および頂点のうち 1 つのみを選択する場合、荷重をかけられるか拘束されるパーツを除いたすべてのパーツを非表示にすることが推奨されます。