CAD アプリケーションを使用しないで CAD ソリッド モデルをインポートする

Autodesk Simulation では、対応する CAD アプリケーションがインストールされていない場合でも次の形式のファイルを開くことができます。一覧にはテスト済みの最新バージョンまたは推奨バージョンが括弧内に記載されています。

CAD アプリケーションがインストールされていないコンピュータでモデルを開く際のデメリットは、CAD モデルと FEA ファイルの関連性が維持されないことです。Autodesk Simulation で変換された CAD モデルを再度開く場合、荷重、境界条件、材料特性などの設定パラメータを入力し直す必要があります。(自動調整の詳細については、「CAD アプリケーションを使用して CAD ソリッド モデルをインポートする」を参照してください。)

Autodesk Inventor または Autodesk Mechanical Desktop がインストールされていないコンピュータで、これらのアプリケーションで作成したファイルを Autodesk Simulation で開くと、元のファイルが新しいバージョンに更新される場合があります。たとえば、Inventor 2009 で作成したパーツを Autodesk Simulation 2011 で開くと、元の Inventor ファイルが Inventor 2011 の標準形式に更新されます。この場合、パーツを元の CAD アプリケーションで開けなくなる可能性があります。同様に、Autodesk Simulation のバージョンよりも新しいバージョンの Inventor で作成された Inventor モデルを、Autodesk Simulation で開くことはできません。コンピュータに Inventor がインストールされている場合は、Inventor でモデルを開いてから Autodesk Simulation に転送してください。

ファイルをインポートする

  1. CAD パッケージで、前述のサポートされているいずれかのタイプとしてモデルを保存します。
  2. Autodesk Simulation で、 [開く] コマンドを選択します。
  3. [ファイルの種類]ドロップダウン ボックスで、表示するファイルの種類(IGES ファイル、ACIS ファイルなど)を選択します。
  4. [オプション]ボタンを使用して、ファイルを開く際に使用できるオプションを設定します。
  5. 作業していたモデルの変更を保存していない状態で[開く]コマンドを使用すると、変更を保存するかどうか確認するメッセージが表示されます。[はい][いいえ]を選択するか、または[キャンセル]を選択して操作を中止します。
  6. ファイルが正常にインポートされると、[モデル メッシュ設定]ダイアログが表示されます。

ドラッグアンドドロップ操作にも対応しているので、Windows デスクトップの Autodesk Simulation アイコン上、または開いている Autodesk Simulation ウィンドウ内にファイルをドラッグするだけで、自動的にインポート処理が行われます。

ファイルをインポートする際に、[表面分割]ダイアログが表示される場合があります。詳細については、「表面分割」を参照してください。

注: 使用可能なオプションの詳細については、アプリケーション メニューから[オプション]ダイアログ ボックスを開き、[CADインポート]タブで確認してください。