サーフェスを選択している場合は、表示領域を右クリックして、[追加]プルアウト メニューを選択します。[サーフェス輻射]コマンドを選択します。
[関数]フィールドで輻射関数を指定します。輻射関数 F rad は、輻射による熱伝達量を調整し、モデル(m)と周囲環境(s)の間の放射率(e)と形態係数(V m-s )を考慮に入れます。形態係数はモデルと周囲環境との間のジオメトリによって異なり、熱伝達テキスト ボックスで確認できます。輻射関数は次の式で表されます。
F rad = e * Vm-s
定常熱伝導解析では、[解析パラメータ]ダイアログの[乗数]タブで指定した[輻射乗数]がこの関数の値に乗算されます。非定常熱伝導解析では、[荷重曲線]ボックスで関数に割り当てる荷重曲線を選択します。指定時間の関数は、ダイアログに入力した関数と補完された荷重曲線の係数の積と等しくなります。荷重曲線 0 を使用すると、解析中一定の関数が維持されます。
輻射しているサーフェスに対する自然輻射条件の温度を[温度]フィールドに入力します。
定常熱伝導解析の場合、環境温度はユーザが入力する値です。非定常熱伝導解析を実行している場合、環境温度に適用する荷重曲線を[荷重曲線]ボックスで選択します。[温度]で指定した値は、荷重曲線に入力した係数と加算されます。寸法の整合性を維持するために、ダイアログ ボックスで[荷重曲線の大きさ]の値を入力します。この値は補間された荷重曲線係数で乗算され、その積が[温度]の値と加算されます。
特定の時間 t の温度 = 温度 + 荷重曲線の大きさ * 特定の時間 t の補間された荷重曲線係数
荷重曲線を 0 に指定した場合、環境温度は解析を通じて一定に維持されます。
どちらの荷重曲線でも、[荷重曲線の表示/編集]ボタンをクリックして荷重曲線エディタで荷重曲線を定義するか、[セットアップ] [モデル セットアップ]
[パラメータ]
[解析パラメータ]ダイアログ ボックスを使用します。
輻射荷重をプレート要素の両面に適用する必要がある場合、[両側に荷重を適用]チェック ボックスをオンにします。プレート要素の両面の温度は同じであると仮定されるため、両側に荷重を適用することは、片側に荷重を 2 回適用することと同じことになります。