ステート セットのステート テンプレート機能では、プリセットを作成できます。プリセットとは、特定の設定がされたステートのことであり、いつでも追加してそのまま使用することや、適宜変更することができます。この手順は、ステート テンプレートを作成して使用する方法の簡単な例を示しています。
)、リストに 2 つのステートが含まれるようにします。
([このステートを現状にする](Make This State Current))をクリックします。
Autodesk 3ds Max 2015 では、ステートはアクティブな間、既定で常に記録中です。
([時間設定](Time Configuration))をクリックし、[時間設定](Time Configuration)ダイアログ ボックスを開きます。 これで、アクティブ タイム セグメントがフレーム 20 ~ 50 に設定されます。メイン ビューポートには Camera001 ビューが表示され、トラック バーにはフレーム 20 ~ 50 が表示されます。
[共通パラメータ](Common Parameters)ロールアウト
[時間出力](Time Output)領域で設定を行った後、[アクティブ タイム セグメント](Active Time Segment)を選択します。
によって記録を終了します。 これで、メイン ビューポートにはパース ビューが表示され、トラック バーには既定のアニメーション範囲(フレーム 0 ~ 100)が表示されます。
を押します。
を押してステートを削除します。 これで、リストには、State02 と[オブジェクト](Objects)ステートのみが含まれるようになります。
サブメニューが開き、作成したテンプレート(Cam1+Frames 20-50)が表示されます。
State01 という名前の新しいステートがリストに表示されます。新しいステートを最初から作成するか、テンプレートから作成するかにかかわらず、ステート セットでは常に、ステートの名前を State## にします(## は使用できる最小の番号で、01 から始まります)。
上記と同様に、ステートを作成すると、メイン ビューポートには Camera001 ビューが表示され、トラック バーにはフレーム 20 ~ 50 が表示されます。
作成したテンプレートは、以降の全セッションで使用可能になります。
カメラがシーン内に存在しないことを警告するメッセージが表示されます。 ただし、ステートはアクティブにされたままで、トラック バーにはフレーム 20 ~ 50 が表示されます。 ステート テンプレートは、シーン設定の記録内容は保存しますが、シーン内容は保存しません。
[状態](States)リストが、シーン ファイルに保存されている状態に復元されます。
今度は、すべてが正しく機能します。
ステートを非アクティブにし、Camera001 を削除します。
ステートをもう一度アクティブにします。 Camera001 が使用可能ではないため、ステートでは自動的に、使用できる他のカメラが代わりに使用されます。
ステートを非アクティブにし、さらに 2 つのカメラを追加して、最後のカメラ(Camera004)が選択されている状態にしておきます。
ステートをもう一度アクティブにします。 今回は、ステートでは自動的に、選択されているカメラが Camera001 の代わりに使用されます。
このように、テンプレートで作成したステートを完全にアクティブにする前に、テンプレートで参照されるすべてのシーン内容がシーン内に存在するようにしておくことが重要です。 ステート セットでは、ある項目が存在せず、別の項目で代用できる場合は、自動的に代用します。