[レンダリング出力ファイル](Render Output File)ダイアログ ボックスでは、レンダリングを出力するファイルの名前を指定します。また、レンダリングするファイルの種類を決定できます。選択したファイルの種類に応じて、圧縮やカラー深度および品質などのオプションを設定することもできます。
手順
レンダリング出力ファイルに名前を付けるには:
-
[レンダリング](Rendering)メニュー
[レンダリング設定](Render Setup)を選択し、[共通パラメータ](Common Parameters)ロールアウトの[レンダリング出力](Render Output)領域で[ファイル](File)ボタンをクリックします。
[レンダリング出力ファイル](Render Output File)ダイアログ ボックスが開きます。
- ダイアログ ボックス上部にある[保存する場所](Save In)フィールドで、レンダリング ファイルの保存先とするディレクトリを選択します。
- [ファイル名](File Name)編集ボックスに、レンダリングするファイルの名前を入力します。
ヒント: ファイル名を拡張子付き(例:
myimage.bmp)で指定し、次に、

を押すと、[設定](Setup)ボタンがアクティブになります。この[設定](Setup)ボタンをクリックしてファイルの設定を変更できます。
- [ファイルの種類](Save As Type)ドロップダウン リストから、レンダリングするファイルの種類を選択します。
ヒント: [ファイル名](file name)フィールドにファイルの拡張子まで入力した場合は、この手順は省略できます。
- [保存](Save)ボタンをクリックして、[レンダリング出力ファイル](Render Output File)ダイアログ ボックスを終了します。
また、[保存](Save)ボタンをクリックすると、選択したファイル形式の各種オプションを設定するためのダイアログ ボックスが開きます。これらの設定を調整し(または既定値を受け入れて)、[OK]をクリックします。
- [レンダリング設定](Render Setup)ダイアログ ボックスで[レンダリング](Render)ボタンをクリックしてシーンをレンダリングすると、結果がファイルに保存されます。
注: 同じ名前のファイルが既に存在する場合は、ファイルを上書きするかどうかを確認するダイアログ ボックスが表示されます。セッション中、確認メッセージなしで自動的にレンダリング出力ファイルが上書きされるようにするには、ここで該当するチェックボックスをオンにします。
レンダリング出力ファイルのオプションを設定するには:
- [レンダリング](Rendering)メニュー
[レンダリング](Rendering)を選択し、[共通パラメータ](Common Parameters)ロールアウトの[レンダリング出力](Render Output)領域で[ファイル](File)ボタンをクリックします。 [レンダリング出力ファイル](Render Output File)ダイアログ ボックスが開きます。
- [ファイル名](File Name)編集ボックスに、レンダリングするファイルの名前を入力します。
- [保存する場所](Save In)編集ボックスで、レンダリング ファイルを保存するディレクトリを選択します。
- [ファイルの種類](Save As Type)ドロップダウン リストから、レンダリングするファイルの種類を選択し、[保存](Save)ボタンをクリックします。
選択したファイル形式のオプションを設定するためのダイアログ ボックスが表示されます。これらの設定を調整し(または既定値を受け入れて)、[OK]をクリックします。
注: [設定](Setup)ボタンが使用可能な場合は、[設定](Setup)ボタンをクリックしても、[設定](Setup)ダイアログ ボックスを表示できます。
警告: [ファイル名](File Name)編集ボックスのファイル名拡張子がファイルの種類編集ボックスのファイルの種類と一致していることを確認します。ファイルの種類を変更しても、ファイル名が自動的に更新されることはありません。ファイルのオプション ダイアログ ボックスは、[ファイルの種類](Save As Type)に示されるファイルの種類ではなく、ファイル名に示されるファイルの種類に基づきます。
- [レンダリング出力ファイル](Render Output File)ダイアログ ボックスが開いている場合は、[保存](Save)をクリックします。
インタフェース

- 履歴
-
最近検索したフォルダのリストが表示されます。イメージを選択するたびに、使用したパスが、使用した最も新しいパスとして履歴リストの一番上に追加されます。
この履歴情報は、
3dsmax.ini
ファイルに保存されます。
- [保存する場所](Save in)
- ナビゲーション ウィンドウを表示して、履歴リストにないディレクトリやドライブを選択できます。
[直前に表示したフォルダへ移動](Go To Last Folder Visited)
- クリックすると、前回参照したフォルダに戻ります。
1つ上のフォルダへ
- ディレクトリ構造の 1 つ上のレベルに移動します。
新しいフォルダの作成
- このダイアログ ボックスでは、新しいフォルダを作成できます。
[表示](View)メニュー
- 情報を表示する方法に関するオプションがリストされます。
- サムネイル: フォルダの内容がサムネイルで表示されます。詳細情報は表示されません。
- タイル: フォルダの内容が大きいアイコンで表示されます。詳細情報は表示されません。ダイアログ ボックスを広げると、その幅いっぱいにアイコンが表示されます。
- 小さいアイコン: フォルダの内容が小さいアイコンで幅いっぱいに表示されます。詳細情報は表示されません。
- リスト: フォルダの内容が一覧表示されます。詳細情報は表示されません。
- 詳細: フォルダの内容が、サイズや日付などの完全な詳細情報付きで表示されます。
- ファイルのリスト
- [表示](View)メニューで指定された形式でディレクトリの内容をリストします。
ヒント: [表示](View)メニュー

[詳細](Details)ボタンをオンにすると、フォルダの内容が、名前、サイズ、ファイル タイプ、更新日時、およびアトリビュートとともに表示されます。 カラムのラベルをクリックして、そのカラムの内容に基づいてリストをソートすることができます。
- ファイル名
- リストで選択したファイルの名前を表示します。
- ファイルの種類
- 保存可能なファイルの種類がすべて表示されます。このオプションはリストのフィルタとして機能します。
注: ファイルは、[ファイル名](File Name)編集ボックスで入力したファイル名の拡張子に関係なく、この編集ボックスで選択した形式で保存されます。
[名前テンプレート](Name template)
- ドロップダウン リストでは、3ds Max のシーンおよびシステム設定に基づいて、ファイル名を選択できます。
- <シーン> MAX シーン ファイルのルート名
- <カメラ/ビュー> アクティブなカメラまたはビューポートの名前
- <mm> 月
- <dd> 日
- <yyyy> 年
たとえば、最後から 2 番目のテンプレートをリストから選択すると、car_rig_final_Camera_Driver_01-28-2014 といったファイル名になります。
テキスト フィールドを使用して、新しいテンプレートを作成することができます。たとえば、<scene>_<dd>_<mm> を <dd>_<mm>_<scene> に変更できます。入力したすべてのテキストは、名前テンプレートの一部になります。3ds Max では、最大 10 個のカスタム テンプレートを保存できます(常にリストに表示される既定のテンプレートは含みません)。カスタム テンプレートの最大保存数に達した場合、新しいテンプレートを入力すると、最初に保存されたテンプレートがリストから削除されます。
- 保存
- レンダリング時に保存するためのファイル情報を設定します。出力ファイルの種類を変更していない場合は、ダイアログ ボックスが閉じられます。
ファイルの種類を変更した場合は、[保存](Save)をクリックすると指定したファイルの種類に応じた[設定](Setup)ダイアログ ボックスが開きます。必要に応じて設定を変更し、[設定](Setup)ダイアログ ボックスと[出力](Output)ダイアログ ボックスの両方を閉じるには[OK]を、[出力](Output)ダイアログ ボックスに戻るには[キャンセル](Cancel)をクリックします。
- キャンセル
- ファイルの保存をキャンセルし、ダイアログ ボックスを閉じます。
- デバイス
- デジタル ビデオ レコーダなどの出力ハードウェア デバイスを選択できます。デバイスを使用するには、使用するデバイス、そのドライバ、および 3ds Max プラグインをシステムにインストールしておく必要があります。
- 設定
- 選択されているファイルの種類に使用できるコントロールを表示します。表示されるコントロールの種類は、ファイル形式によって異なります。必要に応じて設定を変更し、[OK]または[キャンセル](Cancel)をクリックします。
- 情報
- リストの既存のファイルをハイライトすると、フレーム レート、圧縮形式、ファイル サイズ、解像度など、ファイルに関する詳細情報を表示します。表示される情報の種類は、ファイル形式によって異なります。
ファイルに埋め込まれた値がある場合は、このダイアログ ボックスにその値が表示されます。値がない場合は、「N/A」と表示されます。
- 表示
- リストの既存のファイルをハイライトして、[表示](View)をクリックすると、ファイルが実際の解像度で表示されます。ファイルがムービーの場合は、Media Player が起動されて再生されます。
[ガンマ](Gamma)領域
出力ファイルのガンマ オプションを設定するには、[基本設定](Preferences)ダイアログ ボックスの[ガンマ](Gamma)パネル([カスタマイズ](Customize)
[基本設定](Preferences)
[ガンマ](Gamma))で[ガンマ補正を使用](Enable Gamma Correction)をオンにしておく必要があります。このオプションがオフになっていると、[レンダリング出力ファイル](Render Output File)ダイアログ ボックスの[ガンマ](Gamma)コントロールを使用できません。
- ガンマ
- ビットマップ イメージでガンマをどのように使用するかを指定します。
シーケンスまたはプレビュー
- シーケンス
- [レンダリング出力ファイル](Render Output File)ダイアログ ボックスでは使用できません。
注: 連続する一連の静止イメージをレンダリングするには、[レンダリング設定](Render Setup)ダイアログ ボックスの[共通パラメータ](Common Parameters)ロールアウトで、[アクティブ タイム セグメント](Active Time Segment)を選択するか、フレームの範囲を定義します。静止イメージのファイルの種類を選択した場合は、選択したファイル名に付け足される 4 桁の番号が、フレームごとに 1 つずつ増加します。
- プレビュー
- このチェック ボックスにチェックマークが付いている場合、イメージをサムネイル形式で表示できます。
- イメージ サムネイル
- 選択したファイルの縮小版を表示します。[プレビュー](Preview)にチェックマークを付けておく必要があります。
ガンマ補正または検索テーブル(LUT)の補正がアクティブの場合、3ds Max はこのサムネイル イメージに補正を適用します。
- 統計
- 選択されているファイルの解像度、カラー深度、ファイル タイプ、およびフレーム数が表示されます。
- 場所
- ファイルのフル パスが表示されます。