[溶解](Melt)モディファイヤ

[溶解](Melt)モディファイヤを使用すると、現実味のある溶解効果を、編集可能パッチおよび NURBS オブジェクトを含むすべての種類のオブジェクト、およびスタックに渡されるサブオブジェクト選択に適用できます。オプションには、エッジのたわみ、溶解時の広がり、および堅いプラスチック サーフェスから壊れるゼリー タイプに渡る範囲のカスタマイズ可能な物体セットが含まれます。

溶解量を増加してケーキを徐々に溶かす

手順

例: ゼリー状に溶解する球をアニメートするには:

  1. トップ ビューポートで、約 50 単位の半径の球プリミティブを作成します。
  2. [溶解](Melt)モディファイヤを適用します。
  3. ([オート キー](Auto Key))をオンにして、フレーム 100 に移動します。
  4. [溶解](Melt)領域で、[量](Amount)を 70 に設定します。
  5. [固形性](Solidity)領域で、ゼリーを選択します。
  6. ([オート キー](Auto Key))をオフにします。
  7. タイム スライダを動かして、球の溶解を確認します。

インタフェース

モディファイヤ スタック

ギズモ

このサブオブジェクト レベルでは、ギズモをその他のオブジェクトと同じように変換およびアニメートして[溶解](Melt)モディファイヤの効果を変更できます。ギズモを変換すると、中心も同じ距離だけ変換されます。ギズモの回転またはスケールは、中心と関連して行われます。

中心

このサブオブジェクト レベルで中心を変換またはアニメートして溶解ギズモのシェイプを変換したり、溶解オブジェクトのシェイプを変換できます。

スタック表示の詳細は、[モディファイヤ スタック](Modifier Stack)コントロールを参照してください。

[パラメータ](Parameters)ロールアウト

[溶解](Melt)領域

ギズモに適用する「ディケイ」の範囲または溶解効果を指定して、オブジェクトに影響を与えます。範囲は 0.0 ~ 1000.0 です。

[広がり](Spread)領域
% の溶解

[量](Amount)の値を増加したときのオブジェクトおよび溶解の広がりを指定します。これは、基本的に平面に沿った「ふくらみ」です。

[固形性](Solidity)領域

溶解オブジェクトの中心の相対的高さを決定します。ゼリーなどの硬くない物体は、溶けるときに中心に残る傾向があります。この領域には、さまざまな種類の物体を表す複数のプリセットと、独自の固形性を設定できる[カスタム](Custom)編集ボックスがあります。

  • (既定値) 凍結水の固形性。
  • [ガラス](Glass)ガラスをシミュレートする高い固形性。
  • ゼリーゼリーをシミュレートする低い固形性。 柔らかくたれ下がる効果を中心に与えます。
  • プラスチックゼリーをシミュレートする中程度に低い固形性。 相対的に硬く、溶けるときには、わずかに中心でたれ下がりが起こります。
  • [カスタム](Custom)0.2 と 30.0 の間でカスタムの固形性の値を選択します。
[溶解の軸](Axis To Melt)領域
[X]/[Y]/[Z]

溶解が発生する軸(オブジェクトに対してローカル)を選択します。この軸は溶解ギズモに対してローカルであり、選択されている図形には関連付けられません。既定値で、溶解ギズモの軸は、オブジェクトのローカル座標と並んでいますが、ギズモを回転することによって変更できます。

軸を反転

通常は、正の位置から負に向かって指定した軸に沿って溶解が起こります。[軸を反転](Flip Axis)にチェックマークを付けると、この方向を反転できます。