アニメーション エクスプレッション、コンストレイン、コンストラクション ヒストリ、ロケータの更新を制御します。
これらは、コンストラクション ヒストリ、ロケータ、サーフェスのトリム境界、エクスプレッション、コンストレイン、IK ハンドル、クラスタ、Action Windows などのさまざまな項目がいつ更新されるかをコントロールします。
これらの項目の更新では、以下のトグル(切り替え)スイッチを共有します(コンストラクション ヒストリの更新では 2 番目だけを共有します)。
After Modification をオフに設定すると、エクスプレッション、コンストレイン、IK、クラスタ、ロケータの更新は表示されません。オン(既定)に設定すると、更新を実行するたびにその結果が表示されます。
更新内容は保存されるので、After Modification を長い間オフに設定した後でオンに切り替えると、保存されていたすべての更新内容が即座に実行されます。
During Transform をオンに設定すると、Transform 操作(Transform > Scale など)でのマウス ドラッグに連動し、エクスプレッション、コンストレイン、IK、クラスタ、コンストラクション ヒストリ、ロケータが更新されます。During Transform をオフに設定すると、Transform 操作後、マウス ボタンを放すと更新されます。既定では、コンストレイン、IK、クラスタ、ロケータはオン、エクスプレッションとコンストラクション ヒストリはオフに設定されています。
During Playback をオン(既定)に設定すると、ロケータ、エクスプレッション、コンストレイン、IK、クラスタは再生の際フレームごとに更新されます。オフに設定すると、再生操作の最後に更新が行われます。
次の点に注意してください。
シェイプが変化するようにトリム サーフェスをアニメーション化する場合、システムの処理速度は遅くなります。トリム バウンダリの表示を無効にして処理速度を速くすることができます。
トリム バウンダリを無効にすると、トリム サーフェスは内側の曲線のみを表示し、境界曲線は表示しません。トリム バウンダリは、2 種類の方法で無効にできます。
オフの場合、トリム境界はまったく表示されません。このため、Animation > Keyframe > Set Keyframe などの操作が高速になります。
オフに切り替えると、再生の際にトリム境界が表示されず、再生が高速になります。
これら 2 つのオプションによる利点があるのは、トリム サーフェスが変形されている場合だけです。変換レベルでのアニメーションでは、この最適化からメリットは得られません。
IK Updates セクションにはこのオプションがあります。モデルにシングルチェーン IK があると、Write SDL が内部でスケルトンのアニメーションを先へ進め、最後はビュー フレームを進めてスケルトンの状態をカレント フレームに復元します。
Sync Geom After Write SDL オプションがオフのときは、カレント フレームのジオメトリが最新であると想定されるため、デフォメーションが再計算されることはありません(大規模にクラスタ化されたモデルでは、デフォメーションの再計算に数分かかることがあります)。
モデルで多数の微調整を実行していて通常は Write SDL のすぐ前にビューフレーム/再生を行わない場合、Sync Geom After Write SDL オプションをオンにすると、Write SDL の完了後にジオメトリとスケルトンは同期します。
IK Updates セクションにはこのオプションがあります。すべてのコンストラクション ヒストリ(ブレンド サーフェスだけでなく)を再生中に更新するよう設定できます。通常、レンダラではブレンド サーフェスだけがアニメーション化でき、他のコンストラクション ヒストリは変化しません。
Action Window 内でのキーフレームやカーブの変換によってモデリング ウィンドウを更新するかどうかを選択することができます。オンに切り替えると、During Transform オプションが表示されます。変換後(After Modification)または変換中(During Transform)の更新を選択できます。