アプリケーション ファイルをロードすると、通常は現在の図面にのみロードされますが、vl-load-all 関数を使用するとすべての図面にロードすることができます。
- AutoCAD のコマンド プロンプトに対して、vl-load-all 関数を使用する AutoLISP 文を入力し、[Enter]を押します。
注: vl-load-all 関数は、複数の図面で新しい関数をテストする場合に便利ですが、通常は、各ドキュメントで必要なファイルのロードには acaddoc.lsp 関数を使用してください。
例
- AutoCAD のコマンド プロンプトに対して (load "yinyang.lsp") と入力し、[Enter]を押します。
- AutoLISP ソース(LSP)ファイルで定義された関数を呼び出します。
関数は予想どおりに機能するはずです。
- 新しい図面を作成するか、既存の図面を開きます。
- 2 番目の作図ウィンドウをアクティブにして、もう一度関数を呼び出してみます。
関数が定義されていないことを示すエラー メッセージが表示されます。
- AutoCAD のコマンド プロンプトに対して (vl-load-all "yinyang.lsp") と入力し、[Enter]を押します。
- 新しい図面を作成するか、既存の図面を開きます。
- もう一度関数を呼び出します。
今回は、vl-load-all 関数によって AutoLISP ファイルのコンテンツがすべての開いているドキュメントと、セッション中に後から開いた各ドキュメントにロードされるので、関数は適切に動作します。