AutoLISP には、ユーザ独自のカスタム関数やコマンドと一緒に使用できる定義済み変数がいくつかあります。
これらの変数の値は、setq 関数で変更できます。しかし、他のアプリケーションがこれらの値が一定であることを前提にしている可能性があります。したがって、これらの変数は変更しないようお勧めします。
次に示す変数は、AutoLISP アプリケーションで使用できるよう事前に定義されています。
- PAUSE - 2 つの円記号(¥¥)から成る定数文字列として定義されています。この変数は、ユーザ入力待ち(一時停止)を行うために command 関数で使用します。
- PI - 定数 π(パイ)として定義されています。これは、約 3.14159 に評価されます。
- T - 定数 T として定義されています。 これは、nil 以外の値として使用します。
注: 既定では、Visual LISP はこれらの変数が再定義されないよう保護しています。この保護を無効にするには、Visual LISP の[シンボル サービス]機能を使用するか、Visual LISP の環境オプションを設定します。Visual LISP は Windows でのみ使用可能です。