値が代入されていない変数は、nil という既定の値を持っています。
これは、空白とは異なり(空白は文字とみなされます)、また 0(ゼロ)とも異なります(0 は数値とみなされます)。そのため、変数の現在値をチェックするほかに、変数に値が代入されているかどうかを調べるためにテストできます。
各変数は少量のメモりを消費するため、値が必要としなくなったときには、その変数名を再び使用するか、またはその変数に nil を代入しておくことをお勧めします。変数に nil を代入すると、その変数の値を格納するために使用されていたメモリが解放されます。変数 val が不要になったときは、次の式を使用してその変数の値をメモリから解放できます。
(setq val nil) nil
効率よくプログラミングするための別の方法として、可能な場合は常にローカル変数を使用することです。