コードをステップ実行する

コードをステップ実行するための 3 つのボタンがあります。それらは、[デバッグ]ツールバーの左端の 3 つのアイコンです。それらの動作は、順に次のとおりです。

選択する前に、ハイライト表示されているコードの状態、カーソルの位置、[ステップ インジケータ]ボタンを確認してください。つまり、次のようなことです。ハイライト表示されている式は、setq 関数内にネストされた getdist 関数が存在し、カーソルはハイライト表示された領域の先頭に置かれています。

ブレークポイントからコードをステップ実行するには

  1. [ステップ オーバー]ボタンをクリックします。

    [ステップ オーバー]ボタンをクリックすると、コントロールが AutoCAD に移り、歩道の幅を指定するようプロンプトが表示されます。

  2. プロンプトに応答します。

    幅を指定すると、コントロールは Visual LISP に戻ります。カーソルの位置と、[ステップ インジケータ]ボタンの表示に注目してください。

    Visual LISP は、ハイライト表示された式全体を評価し、その式の最後で停止します。

  3. もう一度、[ステップ オーバー]ボタンをクリックします。Visual LISP は、コードの次のブロックの先頭にジャンプし、ブロック全体をハイライト表示します。
  4. [ステップ イン]ボタン([ステップ オーバー]ボタンではありません)をクリックします。
注: この練習で、間違って選択したためにステップが進んでしまっても、簡単に練習を再開できます。まず、[デバッグ]ツールバーの[リセット]ボタンをクリックします。これにより、すべての Visual LISP コードの実行が終了し、Visual LISP システムがトップ レベルにリセットされます。次に、ステップ 1 から再開します。

現在、最初の cons 関数がハイライト表示されて、Visual LISP はその関数の直前で停止しています([ステップ インジケータ]ボタンに注目してください)。