プログラムのステップ実行中に、[ウォッチ]ウィンドウに変数を追加し、それらの値を変更することができます。
[ウォッチ]ウィンドウが表示されていないときは、ツールバーの[ウォッチ ウィンドウ]ボタンをクリックするだけで、表示させることができます。
[ウォッチ]ウィンドウに変数 gp_PathData がまだ存在しているときは、[ウォッチ]ウィンドウの上部に表示されている[ウィンドウをクリア]ボタンをクリックしてください。
正常に動作しないプログラムをデバッグする場合は、ブレークポイントとウォッチを組み合わせて使用し、変数に正しい値が格納されているかどうかを確認します。
変数に、そうであるべき値が格納されていないときは、値を変更して、プログラムにどのような影響があるのかを確認することができます。たとえば、halfwidth の値が整数でなければならないと考えたとします。しかし、入力時に点のクリックを注意深く行うわけではないので、1.94818 というような結果になります。
(setq halfwidth 2.0)
[ウォッチ]ウィンドウ内の値が変化することに注目してください。しかし、連想リスト内のサブリスト(40 . width) が作成されるときに、この新しい値が間違いなく使用されるのでしょうか?これを確認するために、[ウォッチ]ウィンドウに式をもう 1 つ追加します。
これにより、*Last-Value* という名前の変数が[ウォッチ]ウィンドウに追加されます。*Last-Value* は、Visual LISP によって最後に評価された値が自動的に格納されるグローバル変数です。
(cons 40 (* HalfWidth 2.0))
変数 HalfWidth の値を先に示したように変更した場合、[ウォッチ]ウィンドウに返されるこの式の評価結果は、(40 . 4.0)となります。