fill_image (AutoLISP/DCL)

現在アクティブなダイアログ ボックス イメージ タイルに、塗り潰された長方形を描きます。

サポートされているプラットフォーム: Windows のみ

構文と要素

(fill_image x1 y1 width height color)
x1

タイプ: 整数型

(x1, y1)に位置付ける長方形の左上コーナーの X 座標。正の値でなければなりません。

y1

タイプ: 整数型

左上コーナーの Y 座標。正の値でなければなりません。

width

タイプ: 整数型

塗り潰し領域の幅(ピクセル単位)、つまり x1 からの変位。

height

タイプ: 整数型

塗り潰し領域の高さ(ピクセル単位)、つまり y1 からの変位。

color

タイプ: 整数型

AutoCAD 色番号、または次の表に示した論理色番号の 1 つ。

論理色属性の名前

色番号

ADI ニーモニック

説 明

-2

BGLCOLOR

AutoCAD 作図領域の現在の背景色

-15

DBGLCOLOR

現在のダイアログ ボックスの背景色

-16

DFGLCOLOR

ダイアログ ボックスの現在の前景色(文字)

-18

LINELCOLOR

現在のダイアログ ボックスの線の色

戻り値

タイプ: 整数型

塗り潰し色を表す数値。

注意

長方形の 1 点目(左上コーナー)を(x1, y1)に位置付け、2 点目(右下コーナー)を 1 点目からの相対距離(width, height)に位置付けます。原点(0, 0)は、イメージの左上コーナーです。タイル寸法関数(dimx_tiledimy_tile)を呼び出すことにより、右下コーナーの座標値を取得することができます。

fill_image 関数は、start_image 関数の呼び出しと end_image 関数の呼び出しの間で使用しなければなりません。

(setq color -2) ;; color of AutoCAD drawing area
(fill_image
  0
  0
  (dimx_tile "slide_tile")
  (dimy_tile "slide_tile")
  color
)
(end_image)