entmakex (AutoLISP)

新しいオブジェクトまたは図形を作成し、それにハンドルと図形名を与え(ただし、オーナーは割り当てません)、新しい図形名を返します。

サポートされているプラットフォーム: Windows および Mac OS

構文と要素

(entmakex [elist])
elist

タイプ: リスト

entget 関数が返すのと同じ形式の図形定義データ。elist 引数には、図形の定義に必要な情報がすべて含まれていなければなりません。必要な何らかの定義データが抜けていると、entmakex 関数は nil を返し、その図形は無効になります。省略可能な定義データ(画層など)を省略した場合、entmakex 関数は既定値を使用します。

戻り値

タイプ: ads_name

成功した場合、entmakex 関数は作成した図形の名前を返します。図形を作成できなかった場合は、nil を返します。

注意

entmake 関数は、グラフィカル図形と非グラフィカル図形のどちらも定義できます。

(entmakex '((0 . "CIRCLE") (62 . 1) (10 4.0 3.0 0.0) (40 . 1.0)))
<Entity name: 1d45558>
注意: オーナーを持たないオブジェクトや図形は、DWGDXF ファイルに書き出されません。entmakex 関数を使用した後、どこかの時点で必ずオーナーを設定してください。たとえば、dictadd 関数を使用して、ディクショナリがオブジェクトを持つように設定できます。