リアクタは、応答すべきイベントが発生したときに、AutoCAD がアプリケーションに通知できるようにするために、図形オブジェクトにアタッチするオブジェクトです。
たとえば、アプリケーションによってリアクタがアタッチされている図形を移動すると、アプリケーションはその図形が移動されたという通知を受け取ります。このようにアプリケーションを設計すると、アプリケーションは該当するアクションを知らせるこの通知に応答できます。たとえば、移動された図形に関連付けられている他の図形を移動したり、変更された図面に関する改訂情報を記録するテキスト タグを更新するといったことができます。
リアクタは、リアクタに関連付けた関数を呼び出すことにより、アプリケーションと対話します。このような関数をコールバック関数といいます。リアクタ コールバック関数に関して特に変わったことはありません。他の AutoLISP 関数と似ています。リアクタを使用するためには、リアクタを作成できるようにする AutoLISP の拡張機能をロードする必要があります。リアクタ サポート関数をロードするには、次の関数呼び出しを実行してください。
vl-load-com
リアクタ(コールバック関数を含む)を使用するアプリケーションは、vl‑load‑com 関数を呼び出すことから始めてください。