作図領域およびアプリケーション ウィンドウの低レベル グラフィックスは、AutoLISP の関数でコントロールできます。
次の関数は、作図領域に一時的なオブジェクトを描画する場合、またはステータス バーに文字を表示する場合に使用することができます。
注: これらの関数は AutoCAD のコードに依存するため、それぞれの動作はリリースによって変わることがあります。これらの関数を呼び出すアプリケーションの互換性は保証されません。また、各関数は現在のハードウェア構成に依存します。このため、特に grtext を呼び出すアプリケーションは、開発者が注意して使用するとともに、ハードウェア固有の機能を避けない限り、すべての環境で同じように動作するとは限りません。最後に、これらの関数は低レベルの関数であるため、エラー報告をほとんど行わないばかりか、グラフィックス スクリーンの表示を変えてしまうこともあります(修正する方法については次の例を参照)。
次のコードは grtext、grdraw、または grvecs を不正に呼び出したときに起こるグラフィックス ウィンドウの異常表示を回復し、既定の表示に戻します。
(grtext) ; Restores standard text
(redraw)