read (AutoLISP)

文字列から取得した最初のリストまたはアトムを返します。

サポートされているプラットフォーム: Windows および Mac OS

構文と要素

(read [string])
string

タイプ: 文字列

文字値。string 引数には、リストと文字列の内部以外に空白を含めてはいけません。

戻り値

タイプ: 整数、実数、リスト、シンボル、ファイル、T、nil

リストまたはアトム。read 関数は、その引数を対応するデータ型に変換して返します。引数が与えられていない場合、read 関数は nil を返します。

空白、改行、タブ、括弧などの AutoLISP シンボル区切り記号によって分割された複数の AutoLISP 式が文字列内に含まれている場合、最初の式のみが返されます。

注意

read 関数は、任意の AutoLISP データを表した文字列を分析し、文字列内の最初の式を適切なデータ タイプに変換して返します。

(read "hello")
HELLO

(read "hello there")
HELLO

(read "\"Hi Y'all\"")
"Hi Y'all"

(read "(a b c)")
(A B C)

(read "(a b c) (d)")
(A B C)

(read "1.2300")
1.23

(read "87")
87

(read "87 3.2")
87