リアクタの種類

AutoCAD® のリアクタには、多くの種類があります。リアクタの各種類は、1 つまたは複数の AutoCAD イベントに応答します。リアクタは、次のように分類されます。

編集リアクタ

AutoCAD コマンドが呼び出されるたびに、アプリケーションに通知します。

リンカー リアクタ

ObjectARX® アプリケーションがロードまたはロード解除されるたびに、アプリケーションに通知します。

データベース リアクタ

図面データベース内の特定の図形またはオブジェクトと一致します。

ドキュメント リアクタ

新しい図面ドキュメントを開く、異なるドキュメント ウィンドウをアクティブにする、ドキュメントのロック状態を変更するなど、現在の図面ドキュメントに対して MDI モードでの変更が行われたときに通知します。

オブジェクト リアクタ

特定のオブジェクトが変更、複写、削除されたときに通知します。

編集リアクタを除き、リアクタの種類は分類ごとに 1 つしかありません。エディタ リアクタにはさまざまなクラスのリアクタが含まれています。たとえば DXF リアクタは、DXF ファイルが読み込まれたとき、または書き出されたときに、アプリケーションに通知します。マウス リアクタは、ダブルクリックなどのマウス イベントを通知します。

リアクタの分類内には、リアクタにアタッチ可能な多くの特定イベントがあります。AutoCAD を使用して、ユーザは多くの種類のアクションを実行できます。応答すべきアクションを決定するのは、ユーザの責任です。応答すべきアクションが決まると、これから作成する「自動呼び出し」をイベントにアタッチし、次に、そのイベントが発生したときに起動されるコールバック関数を書くことができます。