Visual LISP のプロジェクト機能を使用すると、アプリケーションを構成するファイルを効率的に管理することができます。また、プロジェクト機能を使用することにより、アプリケーションのすべての LISP ファイルを開く代わりに、1 つのプロジェクト ファイルを開くだけで済むようになります。一度プロジェクトを開くと、ダブルクリックするだけで、その構成ファイルを表示することができます。
ファイルを保存すると、[プロジェクトのプロパティ]ダイアログ ボックスが表示されます。
[プロジェクトのプロパティ]ダイアログ ボックスの左側のリスト ボックスには、プロジェクト ファイルと同じフォルダに存在するが、プロジェクトには含まれていないすべてのファイルが表示されます。右側のリスト ボックスには、プロジェクトを構成するすべてのファイルが表示されます。選択したファイルをプロジェクトに追加すると、そのファイル名は、左側のリスト ボックスから右側のリスト ボックスに移動します。
Visual LISP は、リストされた順にプロジェクト ファイルをロードします。ユーザにコマンド名を知らせるためのプロンプトが gpmain.lsp ファイルの最後に置かれているので、このファイルをリストの最後に移動する必要があります。このファイルが最後にロードされ、プロンプトがユーザに表示されます。utils.lsp ファイルにはアプリケーションの初期化コードが含まれているので、これを最初にロードする必要があります。したがって、ダイアログのリスト ボックスで utils を選択し、[最上位]ボタンをクリックします。
Visual LISP デスクトップに小さなプロジェクト ウィンドウが表示されます。このウィンドウには、プロジェクト内のファイルが一覧表示されます。その中の任意のファイルをダブルクリックすると、そのファイルが Visual LISP テキスト エディタに開かれ(まだ開かれていない場合)、それがアクティブなエディタ ウィンドウになります。