概要 - 拡張 AutoLISP 関数(AutoLISP/ActiveX)

AutoLISP プログラミング言語にはAutoCAD を起動すると自動的にロードされるさまざまな関数が用意されていますが、すべての関数が既定でロードされるわけではありません。

注: vla-、vlax -、vlr- で始まる関数は、AutoCAD for Mac では使用できせん。

自動的にロードされない関数は、「拡張または拡張関数」と呼ばれています。

拡張関数で、名前が

• vla- で始まるものは、AutoLISP でActiveX® のサポートを実現します。
• vlax- 関数は、ActiveX のユーティリティ関数とデータ変換関数、ディクショナリ処理関数、および曲線計測関数を提供します。
• vlr- 関数は、AutoCAD のリアクタをサポートできるようにします。

これらの関数のいずれかを使用する前に、vl-load-com 関数を使用して、AutoLISP の拡張をロードしておく必要があります。vl-load-com 関数は、引数はいっさい受け付けません。

次に、例を示します。

(vl-load-com)

この関数は、まず最初に拡張 AutoLISP 関数が既にロードされているかどうかをチェックし、ロードされている場合は、何も行いません。ロードされていない場合は、拡張 AutoLISP 関数をロードします。vla-、vlax-、または vlr- 関数の呼び出しを含む AutoLISP コードは、常に vl-load-com の呼び出しで始めて、確実にコードが実行されるようにします。拡張のロードをユーザまかせにはしないでください。アプリケーションが vl-load-com を呼び出さない場合、アプリケーションが失敗することがあります。