概要 - Visual LISP 統合開発環境(Visual LISP IDE)

AutoLISP プログラムの開発サイクルの中で、AutoLISP 開発者は AutoCAD ソフトウェア内では実行できないいくつかの操作を行います。

注: Visual LISP IDE は Windows でのみ使用可能です。

このような操作(たとえば、テキストを編集するなど)の中には、他のソフトウェア ツールを使用して行える操作もあります。それ以外の操作(AutoLISP ソース レベルのフル デバッグなど)は、Visual LISP でのみ採用されています。Visual LISP では、AutoLISP プログラムの開発で必要となる多くの操作を単一の環境の中で行います。これには、テキストの編集、プログラムのデバッグ、 AutoCAD と他のアプリケーションとのやりとりが含まれます。

テキストの編集やデバッグは、AutoCAD とは異なる各種のウィンドウやメニューを使用して実行されますが、Visual LISP が AutoCAD とは別に独立して実行されることはありません。Visual LISP で作業するときは、必ず AutoCAD も実行する必要があります。Visual LISP IDE から AutoLISP プログラムを実行する場合、通常は AutoCAD の図面ウィンドウやコマンド プロンプトと対話する必要があります。

次に、Visual LISP 統合開発環境の構成要素を示します。