概要 - DCL のエラー処理(DCL)

PDB 機能は、初めてロードしたときに DCL ファイルにエラーがないかどうかをチェックします。構文エラー、属性の誤った使用、またはその他のエラー(アクティブなタイルに対する key 属性の指定エラー)が検出されると、PDB は DCL ファイルをロードしません。

注: AutoLISP での DCL のサポートは Windows のみに制限されています。

エラーが発生すると、エラーを警告する 1 つまたは複数のダイアログ ボックスが表示されるか、エラーのリストが acad.dceという名前のテキスト ファイルに書き込まれます。acad.dce にエラー メッセージが書き込まれた場合は、次のようなメッセージとともにこのことが警告されます。

acad.dce ファイルの内容を調べると、問題を発見できます。acad.dce ファイルは、現在の作業フォルダに配置されます。DCL ファイルが正常に読み込まれると、acad.dce ファイルは削除されます。

アプリケーションが複数の DCL ファイルを使用する場合、新しいファイルをロードするたびに、acad.dce ファイルは上書きされます(エラーがない場合は削除されます)。プログラムをテストするとき、acad.dce は最も新しく読み込まれた DCL ファイルのエラーだけを示します(エラーがある場合)。また、load_dialog 関数を使用して AutoCAD で手作業で各ファイルをロードしてデバッグすることもできます。次の load_dialog 関数は、DCL ファイル hellofile.dcl をロードします。

コマンド: (load_dialog "hellofile")

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ダイアログ ボックスが正常にロードされると、load_dialog は DCL ファイルを識別する正の整数を返します。この値はファイル内の個々のダイアログ ボックスを初期化するために new_dialog 関数に渡されます。

new_dialog 関数が正常に終了した場合は T を、失敗した場合は nil を返します。new_dialogT を返した場合、start_dialog 関数を呼び出してダイアログ ボックスを表示してください。

各 DCL ファイルをデバッグしたら、プログラムをロードし、ダイアログ ボックスをすべてテストできます。プログラムが start_dialog から done_dialog までの間に制約を受ける関数を呼び出すと、すべてのダイアログ ボックスが閉じ、次のエラー メッセージが表示されます。

AutoCAD が関数を拒否しました